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writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】「“純愛エンタテイメント”じゃない」“舌好調”妻夫木聡、映画「愛と誠」爆笑完成報告会。

「31歳で高校生役をやってすみません」と開口一番、謝罪した妻夫木。そして約30分間の報告会の最後には「(今日の内容を反省して)宣伝会議をこれからします。見切り発車ですみませんでした。」と再度謝罪して降壇した。というのも、この日は始終、辛口な“妻夫木節”が炸裂した爆笑報告会となったのだ。

19日、都内ホテルにて映画「愛と誠」の完成報告記者会見が行われた。この会見には、超不良・太賀誠を演じた妻夫木聡、純粋なお嬢様・早乙女愛を演じた武井咲、そして三池崇史監督が登壇した。

同作ではミュージカルを思わせるような、出演者による歌と踊りも見どころのひとつ。三池監督の作品はいくつも観てきたという妻夫木は、「アクションも素晴らしく撮ってもらえるだろうし、歌と踊りもあって面白くなるだろう。バカみたいにあたる映画ではないだろうけど、皆に楽しんでもらえたら…」と同作を過小評価。辛口とも自虐的ともとれるコメントに会場は大爆笑した。

今回妻夫木が挑戦した歌では、プロのミュージシャンが使用するスタジオに入って歌うのは「めちゃくちゃ難しかった」そうだ。歌手は“歌が上手い”と実感し、“カラオケが上手い人と歌が上手い人は別”だと分かったという。

現場では「新しいものを作ろうというパワーがみなぎっていて楽しかった」と振り返った妻夫木だが、アクションシーンのため体はボロボロとなり、武井は毎日「大丈夫ですか?」と気遣ったという。

記者会見での妻夫木聡、武井咲

肝心の映画の出来映えには、「想像以上に面白い映画。でもキャッチコピーにあるような“純愛エンタテイメント”じゃないですよ!」とここでも妻夫木が仰天発言をすれば、武井は「私は純愛だと思いました。感動しました。」とフォロー。妻夫木は武井の印象を「しっかりして堂々としている。頼りになるお姉さん的な面があって、甘えていた部分もあった。」と評したが、それも納得できる一幕であった。

さらに今回の報告会の最後に登場した「愛と誠」運命の恋センサーという装置(?)には、「これを作る予算があったら、現場にまわしてよー」と最後まで“舌好調”で会場を笑わせていた。

漫画「愛と誠」といえば、不朽の名作として知られファンも多い。同作を読んだことがなくてもタイトルは知っているという人も多いだろう。どうやら往年の「愛と誠」ファンには今まで見たことのない新しい「愛と誠」になりそうだ。

映画「愛と誠」より。(C)2012『愛と誠』製作委員会

■「愛と誠」作品情報
出演
妻夫木聡 武井咲
斎藤工 大野いと 安藤サクラ 前田健 加藤清史郎
一青窈(特別出演)/余貴美子 伊原剛志 市村正親

監督:三池崇史
原作:梶原一騎・ながやす巧「愛と誠」(講談社プラチナコミックス所載)
脚本:宅間孝行 音楽:小林武史 振付:パパイヤ鈴木
配給:角川映画・東映

(C)2012『愛と誠』製作委員会
6月16日(土) 新宿バルト9他全国ロードショー!
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)