かつて「美しい、美しい」と称えられた人に限って、その頃の自分のイメージに固執する。そして人々も「あんなにキレイだったのに、どうしちゃったの!?」とつい騒ぐものである。クリスティーナ・アギレラ(31)は、やはり自分の今の肥満傾向には満足していないようだ。
NBCのオーディション番組、『The Voice』ではヴォーカル・コーチとして活躍するアギレラだが、この5日にシーズン2がスタートを迎えるにあたり、お尻が映ったり太く見えるようなアングルでの撮影は絶対にやめるようプロデューサーに注文をつけ、実際にいくつかのシーンが彼女の依頼で撮り直しとなっていたという情報が、米タブロイド紙『ナショナル・エンクワイアラー』に漏れ出している。
カメラマンに対してもこんなであるから、もちろん各スタイリストさんたちも大変。メイクでも衣装選びでも、少しでも彼女がスリムに見えるよう努力を怠ってはならないそうだ。身長158cm、体重はかつては45kgであったものが、今では63kgほどもあるというアギレラ。「裏ではかなりヒステリックに振る舞う、典型的なわがままディーヴァですよ」とその人物は同紙に語る。
あれっ、彼女は自分の体型に満足していると言っていたのでは? そしてカレシであるマシュー・ラトラーも、そんな彼女を気に入っているのでは? 彼女の最近のインタビューを知っている人は、誰もがそう思うであろう。だが本人もそうは言ったものの、31歳と言えばまだまだ美しい盛り。自慢であった過去の“ボンキュッボン”の、“キュッ”が忘れられないというのは十分に理解できる。口パクに頼ることが仮にあっても、ボディダブルだけは絶対にない、これが歌手の辛いところであろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)