AKB48が新曲「GIVE ME FIVE!」の生演奏を、テレビ番組『カミスン!』で初披露した。同曲はアイドルグループAKBがバンド演奏することで話題となっているが、実際に聞いたロックバンド、ポルノグラフィティも評価する内容だったのだ。
AKBの25枚目シングル「GIVE ME FIVE!」はすでにCMで流れておなじみだが、2月15日のリリースを前にテレビ番組でバンド演奏を披露することが多くなった。
彼女達の多くが楽器未経験なのだが、同曲でバンド演奏に挑戦することが決まり、練習を始めたのが昨年の8月頃だという。それからわずか半年ほどの2月9日には『なるほど!ハイスクール』で、収録ではあるがテレビ初披露した。しかし正直なところ、実際に演奏している感じが今ひとつ伝わってこなかったのである。
だが、2月13日に出演した深夜の生番組『カミスン!』では演奏前にブラスやギターの音出しをして、生演奏であることをアピールしたのだ。司会の中居正広も「ホントにやるんだ! 凄いな! カッコいいな!」と期待感を膨らませた。
この日、生放送で初披露となる「GIVE ME FIVE!」は予想以上に完成度の高い演奏で、逆に口パク感がぬぐいきれなかったのだ。しかし、演奏を傍らで聞いた中居正広は「すごーい、凄いねコレ、凄くない?」と大興奮していた。
さらに中居は次に控えるゲストのロックバンド、ポルノグラフィティの2人に「半年でコレ凄いよね?」と興奮気味に尋ねると、岡野昭仁も「頑張ってますよね! 半年でしょう、素晴らしいと思う!」と感心していたのだ。熱気が冷めない中居は「バランスとかプロから見ればいろいろあるだろうけど。ゼロからのスタートで半年であれは凄い!」と岡野と確認しあったのである。
彼女達の演奏はそこまで仕上がっているのだ。ミキサーの技術もあって、放送されるとライブ感が伝わりにくいようだ。『口パクでは?』と考えてしまうのは軽率だった。
この日、演奏前の中居とのトークでAKBメンバーは練習の苦しさを語っており、ギターの前田敦子や高橋みなみ、ベースの大島優子は「指が痛くなり、つった時はストレッチして続けた」と話していた。
特に大変だったのがドラムの柏木由紀で、彼女も未経験者である。ドラムの場合はギターなど他の楽器と違い「家に持って帰れないので絶望でした」と柏木が語ると、他のメンバーも「見ていて辛そうでした」と明かした。
これからは「GIVE ME FIVE!」を披露する機会が増えるAKB48だが、彼女達の演奏が上手くなっていく様子を見るのも楽しみとなりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)