イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】“アメリカン・アイドル”に超クレイジーな出場者。審査員も「やってられない! 」と退席。

ジェニファー・ロペススティーヴン・タイラー、ランディ・ジャクソン、このAリストなセレブが審査員席に並ぶオーディション番組『アメリカン・アイドル』で、極めて異例な事態が発生した。

コロラド州アスペンを会場に、そのエピソードが収録されたのは25日のこと。星条旗柄のTシャツにサングラス、長い髪の額の高さに“MAGIC”と書かれたバンダナを巻いた、アイオワ州出身のマジック・サイクロプスがそのステージに立った。

自称“俳優兼プロ・エアギタリスト兼シンガー”とのことで、自慢は「1万1000本のエアーギター」とワケが分からない。イギリス英語のアクセントが話題になると、「これはアイオワのアクセントだよ。BBC放送をずっと聴いていたせいかも」と説明した。

しかし、審査員の一人であるランディ・ジャクソンが「いったい君は何者で何歳なんだ?」と問いかけると、サイクロプスは「失礼だよ。女性に年を聞くもんじゃない」と答えを拒否した。ジャクソンが「笑わせるなよ、ヒゲ面の女性なんているもんか」とツッコミを入れれば、「僕はヒゲの生えた女なんだ」と真顔で返す始末。スティーヴン・タイラーもロペスも、両者のそのやりとりには苦笑するしかなかった。

そして彼はヘビメタ・ロックンローラーばりに、ニール・ダイアモンドの“Cracklin’ Rosie”とジミー・バフェットの“Margaritaville”を、唸って聞かせる。なかなか悪くないパフォーマンスであったが、とにかく傍若無人で大胆不敵なサイクロプス。ハイ結構ですというクルーの指示があると、しかし突然「待ってくれ!」と言い、バンッ!と強烈な爆発音を炸裂させた。

彼はズボンの後ろに装置を隠し持っていたのだ。放たれたのは幸いにも白い紙吹雪であったが、さすがに審査員たちは「悪ふざけの度が過ぎる」とあきれ顔。特に激怒したジャクソンは、席を立ちあがってサイクロプスに「お前、ちょっと目を見せろよ」とサングラスを外すよう詰め寄るが、「僕に目はついてない。魂もないんだ」と答えはやはり意味不明。「こんなのやってられないよ!」とジャクソンとロペスはトイレ休憩に立ってしまった。

「何がまずいんだ? サッパリわかんねぇな」と嘆くサイクロプス。そんな彼をスティーヴン・タイラーが、精一杯の親近感で「俺も分からないよ」と肩にポンと手を置いた。すると彼はタイラーに「んじゃ、一杯飲みに行くか」とタメ口で提案。どこまでも身の程知らずの男であった。たまにはこういう非ガチな出場者がいてもイイ?
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)