ロシアのウラル連邦管区に住む男性が、箱に入った暖炉用の薪を購入した。だが薪と思っていた箱の中身は、実に思いがけない物騒なものであった。

先週半ば、39歳の運転手の男性から暖炉にくべるための薪を64箱購入したこの男性は、中を確認しようと箱を開けたところ薪ではなく約80丁ものカラシニコフ型のサブマシンガンが入っているのを発見した。箱の中にはそれだけではなく、253もの弾倉と予備の部品も入っていたことが確認されている。

後の調査によるとこの『薪』を売った運転手の男性は、ロシアのウドムルト共和国にある武器製造工場から払い下げられた廃棄物の木材の運搬を担当しており、今回売った『薪』もその廃棄物からのものであった。

しかし何かの手違いがあったのか、箱の中には廃棄物ではなく完成品の武器一式が入っており、また運転手は販売前に箱の中を確認していなかったため、今回のハプニングが発生することとなってしまった。

間違って購入されたこれらの武器は、購入した男性が警察に依頼し廃棄処分されている。また、このハプニングによる刑事処分などはないとのことだ。
（TechinsightJapan編集部　椎名智深）