エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「笑える生き方しよう」。“マンボウやしろ”襲名した元カリカやしろが心境綴る。

お笑いコンビ・カリカを昨年2011年9月に解散した家城啓之が、新年1月2日に「マンボウやしろ襲名興行」を行った。やしろが今後の方向性や決意をブログに綴っており、襲名に至った彼の心境が伝わる内容となっている。

よしもとのお笑いコンビ、カリカのやしろと聞いてイメージできない方も『吉本ブサイクランキング』で殿堂入りした男、あるいはラジオ『SCHOOL OF LOCK!』のやしろ教頭として認識されているかもしれない。

カリカは昨年9月に解散を発表、林克治は実家の旅館業を手伝い、家城啓之は単独で活動することになった。やしろによると“ピン芸人”ではなくタレント“マンボウやしろ”として活動するという。

彼はインタビューでマンボウを名乗る理由を、「実はもの凄く弱い生き物であるマンボウがこの時代まで海の中で生き残っている。自分もマンボウの名に恥じぬよう芸能界を泳いで渡って行きたい」と語っている。

2012年1月2日には東京・新宿シアターモリエールで『マンボウやしろ襲名興行』が行われて、“カリスタン”と呼ばれるカリカファン達からも花束が届いた。林が引退した今、マンボウやしろにとって応援してくれるカリカファンの気持ちは心強い。

その襲名を前に1月1日元旦のブログ『カリカやしろの「山本寛斎に追いつけ追い越せ!~情熱編~」』で、「マンボウやしろと申します」と題してやしろは心境を綴っている。

彼独特の詩的な文章で、「笑える生き方をしようと思った」という言葉が印象的だ。「“あいつは人生使ってなんつう遊びをしてるんだ”そんな風に笑って楽しんでもらえるように、今まで以上に心を解放して生きて行こうと決めた」と彼は続けると、その思いに至るまでに「35年もかかってしまった」と自らを振り返る。

「これからは僕そのものが作品に」というやしろは「まだまだ駄作」であると自身を見つめており、タレント「マンボウやしろ」としての今年の活動へ決意を新たにしていた。

前述のラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』では中高生を中心とした世代から支持されるやしろは、よしもと芸人としては特殊な位置にいる。彼が「マンボウやしろ」はピン芸人でなくタレントだとこだわるのも、芸人の枠を超えた活動をイメージしているからに違いない。今年の彼は『ブサイク芸人』の称号を飛び越えた活躍をしてくれそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)