2011年2月に舞台化され、同年7月から9月までテレビドラマ「BS時代劇」(NHK)で放送された小説『テンペスト』。いずれも主演を仲間由紀恵が務め大好評であった。そしていよいよ2012年、満を持して3D映画として大スクリーンに登場する。
19世紀の琉球王国を舞台に男として生きる運命を背負った女(仲間)が繰り広げる、波乱万丈の物語。圧倒的スケールで描かれる琉球ロマンは、2008年の刊行当初から瞬く間に多くの読者の心を捉え、舞台化、BS時代劇でのドラマ化と熱狂的な「テンペスト」ブームを巻き起こしたのだ。
映画公開に先立ち12月15日東京都内において、『劇場版テンペスト3D』ジャパンプレミアが行われ主演の仲間由紀恵ほか、共演の塚本高史そして吉村芳之監督が登場。物語の象徴となった世界遺産・首里城の豪華セットの前で仲間は、沖縄の伝統衣装である紅型の和服姿を披露した。
舞台挨拶では「沖縄での撮影の思い出、共演者とのエピソードを教えてください。」と聞かれ、塚本は「朝早い撮影ばかりだったので夜は飲みにも行けず、規則正しい生活を強いられていました(笑)。」と明かし、それを聞いた仲間は「朝早い撮影だったからか、たまに髭がずれていましたよね?」笑う。すると「ずれてないよ! ずれてたらNGになっちゃうでしょ! なんだ、この主役は!(笑)」と親しげなやり取りを見せていた。
そして吉村芳之監督からは、「首里城で黒船でやってきたペリーが入城するシーンを撮影していたとき、観光に来た学生に見つかって『ペリーがいる!』と大騒ぎになってしまいました。」と、撮影時のエピソードが披露された。
『劇場版テンペスト3D』出演:仲間由紀恵、谷原章介、塚本高史、高岡早紀、GACKT、奥田瑛二ほか。
2012年1月28日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
※1月14日(土)沖縄先行ロードショー
(c)2011「劇場版テンペスト3D」製作委員会
(TechinsightJapan編集部 みやび)