人気アイドルグループAKB48の指原莉乃について、総合プロデューサー秋元康と芸能界の大御所タモリが語った。秋元から「指原は地味だ」などの発言も飛び出したが、タモリはそんな彼女を評価しているようだ。
AKB48を生み出した秋元康が、12月23日放送のテレビ『笑っていいとも!』に出演して司会のタモリと対談した。海外進出第1弾となるジャカルタを拠点とするJKT48が、先日“いいとも”に出演した話題となった際に、同番組水曜レギュラーでもあるAKB指原莉乃の名前が出た。
「JKTが来た時に指原も横にいたけど、なんの反応も無かった」とタモリが首をひねると、秋元康が「指原は地味ですからね!」と本音を語ったのだ。
秋元によると、AKB48のミュージックビデオの撮影でもなぜか監督は指原にカメラを向けないという。今年はAKB総選挙で9位となり人気も急上昇した指原だが、「それでも、2月に出すミュージックビデオでもほとんど映ってない」と秋元も首をひねっていたほどだ。
今度は秋元が、タモリに“いいとも”で指原と共演しての感想を尋ねてみた。タモリは少し考えた後に、真面目な表情で「指原は地味だけど、のびのび自由にやってるよ」と彼女なりの魅力を出していることを評価したのである。
実は、秋元康も指原のそんな魅力を買っており、彼女のデビュー前のエピソードを紹介した。
地元の大分ではハロプロファンとして有名だった指原莉乃は、ある程度の自信を持ってAKB48のオーディションを受けるために上京した。ところが周りは自分より可愛い女子ばかりで、オーディションにも落ち自信を打ち砕かれてしまうのだ。
その時の経験から、指原が自ら“ヘタレ”で“ネガティブ”だとキャラ設定する要因となったようだ。ちなみにこの頃、同じ九州の鹿児島でハロプロファンとして知られていたのが柏木由紀だった。彼女もまた「どうやったら目立つのか」を研究、努力して今年の総選挙で3位に躍り出ている。
秋元康はそんな指原莉乃が、人気は本当に凄いと語る。最近のAKBオーディションを受ける、13歳前後の女子は「目標は指原さん」と答える子が多いというのだ。「指原は可愛いですよね」と、彼も総合的に指原莉乃を評価していたのである。
いまだに指原莉乃はAKBが出演した時に、ステージ上でどこにいるか見つけるのに苦労するほど目立たない。しかしメンズファッション誌『smart』の2月号で別冊付録となる『AKB48 神フォトブック!』では、主要メンバーではなく指原が表紙を飾っている。また来年1月には初のフォトブック「さしこ」が発売されるなど、彼女の人気は高まる一方だ。
やはり、デビュー時のトラウマで他のメンバーとパフォーマンスすると一歩引いてしまうのだろうか。ソロの方が彼女の魅力が発揮されるようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)