エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】見どころ満載『FNS歌謡祭』。“嵐の音程”、“アッコのリベンジ”、“ゆず北川・高島アナ共演”をまとめて解説。

年末恒例の音楽の祭典のひとつ『2011 FNS歌謡祭』が12月7日に放送された。4時間超のうちほとんどが生放送という番組だけに、ハプニングもあり目が離せない内容となった。

昨年に引き続き『2011 FNS歌謡祭』は、“ベン・E・キング×JUJU×AI”や“ゆず×谷村新司”といった共演を実現して楽しませてくれた。アイドルグループも嵐が南こうせつと歌えば、AKB48がSPEEDや吉川晃司とそれぞれ歌うという夢のコラボがオンパレードである。

その中でもヤマ場となる、30分以上にわたり数々のアーティストがノンストップでパフォーマンスする場面が何度か作られていた。その中の“16曲メドレー”で歌い始めたのがジャニーズの人気グループ、嵐だったのである。

嵐は新曲「迷宮ラブソング」を葉加瀬太郎、宮本笑里のバイオリンという豪華なコラボで披露した。ところが二宮和也が歌い出す際に少しタイミングをはずしたように感じると、その後もメンバー全員の音程がなかなか合わないのだ。途中の大野智のソロでも微妙に音程がずれてスッキリとせず、結局最後まで全員の音程が合わないままだった。

この件について早速ネット上では話題が沸騰し、「イヤーモニターをつけていなかった」、「マイクのスイッチが一時入っていなかった」など音響設備によるミスではないかとの声があがっている。同曲の前に南こうせつ、松下奈緒とコラボしたかぐや姫の名曲“妹”が良かっただけに、自身の楽曲でのハプニングは惜しまれた。

また、今回の見どころのひとつが和田アキ子が徳永英明とコラボする「あの鐘を鳴らすのはあなた」だった。昨年の同歌謡祭では、同じ内容で歌った和田アキ子が歌の入りを間違えてしまったのだ。

今年は歌の紹介で、高島彩アナから「昨年は和田アキ子さんがご自分の『納得のいく内容でなかった』とのことで…」と解説まで入りリベンジの舞台が作り上げられたのである。

歌が始まる前から和田アキ子の表情が相当に緊張しており、見ているほうもドキドキものだったが、サックスに武田真治を迎えて楽曲に勢いもつき、徳永英明とのハーモニーも素晴らしく無事に歌い終えたのだった。これで、1年越しの和田アキ子のリベンジは終わったのである。大晦日の紅白にも安心して臨めるのではないだろうか。

また、歌とは別に『FNS歌謡祭』では毎回司会を務める高島彩アナが、今年は結婚したゆずの北川悠仁と共演したことも注目された。しかし、何らかの祝福メッセージが贈られるのではと思われたが全く触れられなかったのだ。

ところが、番組最後のパフォーマンスを終えたSMAPに高島アナが感想を求めると、木村拓哉が歌謡祭について語った後に「高島さんも違った感じでMCをされていて、素敵でした」と気を利かせたのである。

するとそれが口火を切り、会場で感想を求められた郷ひろみが「今年は凄いコラボレーションだった…。高島さん本当におめでとうございます」と祝福すると、平井堅も「いろんな方の歌を無料で聞けて凄い贅沢でした。そして高島さん本当におめでとうございます」と続けたのである。結婚を祝福された高島アナの幸せな笑顔が、歌謡祭のエンディングを彩る形となった。

出演したアーティストも話していたように『FNS歌謡祭』は毎回内容がレベルアップしている。来年はいったいどういう内容になるか、今から楽しみである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)