ご承知の通り、歌姫ジェシカ・シンプソン(31)は今、妊娠したお腹より本人の体型がスゴイことになっている。有名なダイエット企画会社の広告塔になることも報じられているが、どうにもこの妊娠、ジェシカにとっては苦戦続きのようだ。
ジェシカの激太りは昨年の初夏に始まった。それでも彼女は実力派歌姫であり人々の彼女を見る目は温かく、健康的に摂った食事の内容が赤ちゃんへの栄養補給になっていればそれで良い。しかし、ダイエット・プログラムを提唱するWeight Watchers社と、3億円超という破格の契約金で新たな顔になることを決めたとすれば、ジェシカは当然結果を出さなければならない。妊娠中であっても、「痩せなければ」という強迫観念が離れない毎日になるであろう。
だが米芸能誌『OK!』は今、ジェシカのジャンクフード好きはもはや変えようのない長年の嗜好であり、妊娠してつわりに悩まされている中でも相変わらずムダなカロリーを摂り続けていること、そしてあらゆる意味で体調管理がうまく行っていないと見る友人の話を伝えている。
「お医者さんやお母さん、そして妹のアシュリーも口を揃えてジェシカに言っているのよ。保存料、防腐剤といった合成物質や小麦粉と砂糖で出来ているようなジャンクフードはダメ、お腹の赤ちゃんに良くないってね。でも彼女はそうした注意を聞かないから、ボリボリ、パクパク好きなように食べているわ。」
「ジェシカの食べっぷりはとにかくスゴイ。中毒かと思うくらい、常に食べまくっているわ。食生活って幼い頃からの習慣だから、もう変えようがないのよ。ブラウニーを食べたいと婚約者のエリック・ジョンソン(元NFL選手)におねだりするんだけれど、ひとつ食べたら次々と手が出て止まらない。アイスクリームを食べて、しょっぱいものが欲しくなるとフレンチオニオン味のポテトチップスよ。本人も不愉快になるほど手も足もむくんでいるわ。」
「ジェシカはストレスもいっぱいみたい。夜ゆっくりと眠れていないらしくて。元はうつぶせ寝のタイプで、胸とお腹が大きくなってからは横を向いて寝るんですって。でも何か落ち着かなくて、寝返りを繰り返してしまうようなの。暑くてたまらないらしく、日に3度もシャワーを浴びるし、座礁したクジラみたいな気分だと言っているわ。」
摂れば即ちそれが栄養になる、妊娠したら2人分食べましょう、という考えは昔の話であり、今は腰痛や妊娠中毒症、同糖尿病を発症させないよう、母体の健康状況を特に重視した指導が行われている。ヴィクトリアズ・シークレット・モデルのミランダ・カーが、贅肉をほとんど付けずに4キロ超の赤ちゃんを出産したことでも十分にうなずけるというものだ。
ガリガリなモデルや女優が不健康であるとバッシングされていた頃に、ジェシカは「テキサス生まれだから肉料理が大好き! 何でも好きなだけ食べる」と発言して、米国人に好印象を与えていた。だが今の彼女にYesと言う人はどれほどいるであろう。担当医も、恐らくは「ジャンクフードが好きな妊婦がダイエット会社と契約だって? 参るよなぁ」と頭を抱えているはずである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)