エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】“ブラジャー”と言葉に出来ない、伊集院光。意外に深い原因!?

大人になる過程で親から受けた言葉がトラウマになり、時が過ぎて中年になっても心の傷となっている場合があるそうだ。タレントの伊集院光も、母親の言葉が原因である単語が言えなくなってしまったらしい。

11月22日放送の『ブラマヨ衝撃ファイル 世界のコワ~イ女たち』(TBS系)では“克服スペシャル”と題し、スタジオのゲストらは自分が克服したこと、克服したいことを語った。

その中で伊集院光が「なぜか恥ずかしくて、“ブラジャー”という単語を口にすることが出来なかった。」と語る。ラジオの番組でも“ブラジャー”という単語が言えなくて、「女性がこの辺で(胸に手を当てながら)、こういう風に当てて…」と回りくどい表現方法をしてしまったそうである。“ブラジャー”と言おうとすると顔が真っ赤になるというのだ。思春期の男の子でもないのに、何故だろうか。

番組ゲストの精神科医・名越康文氏が自分の体験を話しながら、伊集院の悩みの原因を探りだした。名越氏は幼い頃から食が細く、量的に沢山の食事がとれない子供だったそうだ。心配した親から食事の度に「美味しいから、食べなさい。」と、ずっと言われ続けてきた。だが、どうしても親の希望通りに食べられなかった名越氏にとって、“美味しい”という言葉だけが脳裏に焼きついてしまった。その結果、“美味しい”という言葉を話せなくなってしまったという。名越氏によると、子供の頃に抑圧を受けた言葉は、思春期の頃にもういっぺん蘇る―という理論があると語る。

「思い当たることがあるなぁ。」と伊集院。彼の姉のブラジャーがジュニアタイプのシンプルなデザインから、だんだん大人の女性が身に付けるようなデザインに変わっていた。洗濯して干してある姉のブラジャーを伊集院が見ていたら、「何ヤラシイ顔で見てるの?」と母親から指摘され、もの凄くショックだったことがあったそうだ。今でも心の傷になっているのか、この話をしていると伊集院の腕がもの凄い鳥肌になっていたのだ。

きっと伊集院の母親もこのようなエピソードは忘れてしまっているだろう。名越氏の親も息子を心配し励ましていた言葉が、その後に大きな影響を与えてしまうとは夢にも思っていなかったのではないか。改めて子供を育てるということの難しさを感じたのである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)