「何で今さら…。」今週発売の写真週刊誌に2004年、早稲田大学在学中の東国原英夫・前宮崎県知事のある写真が掲載された。この件について、東国原氏が自身のブログで説明をしている。
11月24日付の東国原氏のブログ『そのまんま日記』によると、当時40歳過ぎだった彼は早稲田大学政治経済学部1年生だったそうだ。地方自治を専攻し、政治家を目指し勉強に励んでいた。
その問題の全裸の写真はその頃若い学生たちと一緒に、宴会やコンパで馬鹿騒ぎしていた頃ではないか―とブログで述べている。その写真を撮った人物には心当たりがあり、連絡を取ったところ素っ惚けられたそうだ。「お金に困っていたのだろうか。」としている。
しかし問題なのは東国原氏自身が選挙中でもないのに、5年以上も古い写真を公にしたのは何故か? 考えられるのは今週末に、大阪市長選に立候補している橋下徹・前大阪府知事の応援演説に行く予定の東国原氏に対する嫌がらせではないか―との推測である。ブログでは嫌味たっぷりに、「素晴らしいタイミングですね。」とその出版社を名指しで褒めている。
だが今は有権者も賢くなってきているので、いくら様々なスキャンダルを聞かされても“そこに隠されている意図”を見極める力は、十分に持っていると思う。今回の東国原氏の件は、あまり大阪市長選には影響は無いのではないだろうか。
しかし政治家に品位を求める国民は、今でも多い。東国原氏はブログで「政治家で品格や品位などに、申し分ない人間っているかな?」と述べているが、求める方が間違っているのだろうか。過去の酒の席での出来事とはいえ今回、全裸の写真を撮らせていた東国原氏に対し失望した人は少なからずいると思う。
(TechinsightJapan編集部 みやび)