アジア発!Breaking News

writer : katakura

【アジア発!Breaking News】死刑のはずが。減刑で出所した”広州の殺人鬼”、またしても2人を殺害。(中国)

殺人罪で一度は死刑を宣告されたものの、その後減刑され刑期を終えて出所した男に、再び2人を殺害した容疑がかけられている。

男に容疑がかかっているのは、2011年2月18日、ホームレスが果物ナイフで刺され死亡した事件と、2011年3月2日、誘拐された小学生がやはり果物ナイフで刺され死亡した事件である。

検察の調べによると、この男は1990年12月に強姦及び殺人罪で死刑を宣告されたが、その後6度にわたり減刑が下され、2009年12月14日にその刑期を終えて出所した。

事件当日、男は果物を買いに行く途中、ATMの前で横になっているホームレスを見つけ、周りに人気がないのを確かめてから手袋をはめ、持っていた果物ナイフでホームレスの顔や腕など13箇所を刺して逃走。このホームレスは病院へ運ばれたが死亡した。

小学生とは、男がブラブラしている時に出会い、騙して空き家に連れて行った後、果物ナイフで頭や腕など13箇所を刺して逃走している。小学生は即死だった。

検察の尋問に対し、男は動機について終始黙秘を続けていたが、裁判官に検察の陳述に間違いはないかと問われると、はっきりとした口調で「はい」と答え、犯行当時、何回刺したかは覚えていないと話した。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)