当たり前のことだが、人間は誰しも年を取る。若い頃に爆発的な人気を誇っていたアイドルといえども、30代ぐらいになれば仕事の内容が変わってくるのも仕方が無い。上手く年を重ねていければ良いのだが、いつまでも“アイドル時代の自分”を引きずっている芸能人を時々テレビ番組で見かけるのも事実である。
10月11日放送の『踊る!さんま御殿!! 超豪華3時間スペシャル』(日本テレビ系)に出演した、AKB48の指原莉乃。「年は取りたくないなあと思う事」というテーマで彼女は、昔アイドルだった女性が出演する“元アイドルSP”のような番組を見ると、「あぁ、こうなるか…。」と気分が落ち込んでしまうらしい。
まだ落ち着いた口調でアイドル時代の思い出話を語るのなら良いのだが、“噛み付き系”の人の印象が指原は特に悪いのだ。(チラチラと、共演の杉田かおるの方を見ながら。)実際にある番組で“AKB48”対“元アイドル”という企画があったときも、「私だって昔は、そっち(AKBのような現役アイドル)だったんだから!」と、まくし立てる女性タレントが出演していた。その様子を間近に見た指原は「私も将来はそんな目で、(若いアイドルを)見てしまうのかも。」と想像し、年は取りたくないな―と強く思ったそうだ。
しかし“元アイドルSP”といった番組では企画上、“噛み付き系”を演じる元女性アイドルも必要だろう。しかし杉田かおるによると「未だに自分は“現役アイドル”だと、本当に勘違いしている人がいる。」と言い、実際に共演したこともあるらしい。確かに昔を彷彿させるようなフリルやピンク系の洋服を着ていたり、メイクやヘアスタイルが時代遅れだったりするケースがある。しかし口調や身振りは完全に中年の女性で、昔からのファンでなくても妙に哀しく見えてしまうものだ。
客観的に自分を見ることができている指原は、年を取っても“勘違い元アイドル”にはならないだろう―と杉田は語る。ただ指原も中年になって仕事を続けていれば、“元アイドルSP”のような番組の出演依頼がくるかもしれない。その時に昔のファンの期待を裏切らないよう、若々しいが年相応の受け答えができる女性になっていて欲しいと思う。だが司会の明石家さんまが「あ~(A)、汚い(K)、ババァ(B)で50代のAKB48として、歌って踊っていれば?」と言うと、指原は大笑い。う~ん、50代のAKB48の握手会に人が集まるだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)