女優スカーレット・ヨハンソン（26）の自撮りヌード写真が自身のiPhoneから流出し、大変な騒ぎになったのはつい先日のこと。不正アクセス容疑で水曜日に逮捕されたクリストファー・チェイニー被告（35）は、このたび地元フロリダのTVインタビューに応じ、「当局に僕のコンピュータが押収されたときは、ホッとした気分でした。」などと語った。

クリストファー被告が不正アクセスを始めたきっかけは、自身の抑えがたい好奇心であったそうだ。

「だけどやってしまうと、雪だるま式になってしまったんです。どうやったら止められるのか、自分にも分からない状態になっていました。」

こう語る被告は「本当にすみません。」と謝罪し、「僕がしてしまったことは、プライバシーの侵害のなかでも最悪なパターンでしょう。（僕が不正アクセスした）人々にはプライバシーはほとんど無いというのに、ほんの僅かに残されたプライバシーに僕が踏み込んだのですから。」と神妙な面持ちで語った。とは言えクリストファー被告はセレブ達の携帯電話やメールアカウントに不正アクセスするだけでは飽きたらず、それをネット上で公開するという極めて悪質な行動を続けていた張本人。また芸能情報サイト『TMZ』の報道によると、被告は以前にも友人と共謀して他人の保険金を騙しとるという事件を起こしており、一度に何千ドルという単位の金を手に入れていたという。それにより48か月の保護観察処分と返金という罰則を受けていたにもかかわらず、今回またしても悪質な犯罪に手を染めていたわけだ。

被告による不正アクセスの被害を受けたのは、スカーレットだけではなく、歌手クリスティーナ・アギレラ（30）や女優ミラ・クニス（28）など、まさに50人以上。今後、当然のことながらクリストファー被告に対し重い刑期が言い渡される見方が強い。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）