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writer : maki

【エンタがビタミン♪】「ドッキリと信じていた」。狩野英孝が新幹線で遭った盗難事件の真相語る。

お笑いタレントの狩野英孝が今年の4月16日に新幹線の車中で盗難被害に遭ったことが報じられた。それから半年以上が過ぎたが、彼はテレビで今も盗まれた物は戻らないことを報告すると共に、「ずっとドッキリだと思い込んでいた」と被害時の心境を明かした。

狩野英孝が自身のブログで4月17日に盗難被害について報告しており、ニュースでも話題となった。その概要は次のようなものだ。『静岡から山口に向かう新幹線の車中でうたた寝をした隙に、カバンを盗まれた。被害にあったものは自宅の鍵、カードや免許証、保険証、ネタ帳、仕事の書類に財布』と報じられており、狩野英孝によると現金がかなりの額入っていたようだ。彼は「犯人さん、盗んだ現金はあげますから少しでも募金してください」と呼びかけていた。

それから6か月近くが過ぎた10月24日の「ライオンのごきげんよう」に狩野英孝が出演して、この盗難事件の詳細を語ったのだ。

狩野は「ありがたいことにグリーン車を取って頂き、空いていたのでゆっくりと座れました」と当時、マネージャーは同行せずに1人で新幹線に乗って名古屋(狩野談)から山口へと向かったことから話した。

彼は窓側の席に座ると周囲もガラガラなので隣の席にカバンを置いて、その上から毛布をかけたという。司会の小堺一機から「普通、毛布は膝にかけるよね?」と質問されると、彼は「カバンをむき出しにするのが怖かった」と用心していたことを話したのだ。

そろそろ岡山という辺りで狩野は目が覚めた。「パッと隣の席を見ると、こんもりしているはずの毛布がぺったんこだった」というのだ。彼もまさかとは思ったが、毛布をめくるとカバンが無い。周囲を探しても無いので彼は車掌を呼んだ。

すると、狩野はその車掌がニヤニヤしていることに気づいたのである。その瞬間彼は『あっ、ドッキリか?』と閃いた。その当時を振り返りながら、彼は「マックスで月に8回もドッキリにかかるとそんな感覚になる」と説明した。

結局、車中では見つからないまま山口駅で下車した彼は交番に届け出たのだが、今度は警察官が事情を聞きながら「え? 狩野英孝?」と彼がしていたマスクを引っ張って確認した。「あ、ホントだ! アハハ」と警察官は納得するとマスクのヒモを放してパチンと彼の顔に戻した。「とんでもない役者を使ったな」と、この時点でも狩野はドッキリと思い込んでいたのだ。

そして現在、狩野英孝は「ドッキリと思いながら、あれから5か月が過ぎてもカバンは戻ってきませんでした。」と語った。山口で仕事を終えた後に、彼は被災地へ支援に行く予定だったので財布には30万円が入っていたことも明かした。しかし、一文無しになった彼は、山口の現場でサンドウィッチマンの伊達みきおからお金を借りたそうである。

ドッキリに月8回も引っかかることも辛いだろうが、こんな時にもしドッキリだったらどれだけ助かったことだろうか。狩野英孝も盗難と分かった時に、そう思い込みたかったのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)