タレントの南明奈は、大阪を訪れるといたるところで目にする『井岡弘樹』と書かれたステッカーが気になるという。彼女が出演したテレビ番組では、スタッフが本人を訪れてその件を尋ねてみた。
井岡弘樹(42)はWBC世界ストロー級、WBA世界ライトフライ級でチャンプとなったことがある元プロボクサーだ。今は地元大阪の浪速区で井岡ボクシングジムの会長を務めている。元ボクサーといえばガッツ石松や具志堅用高など天然キャラでタレントとして活躍する者も多いが、井岡弘樹もかなりの天然キャラなのである。
9月29日に放送された「ダウンタウンDX」に出演したタレントの南明奈が「大阪でタクシーに乗るといつもステッカーが貼ってある」と言い出した。しかも彼女はタクシー以外でもいたるところでその『井岡弘樹』とデザインされたステッカーを見かけたらしい。共演していた陣内智則も「それは、大阪の者ならわかります」とその情報が事実であることを話したのだ。
番組スタッフが井岡ボクシングジムに向かいその件を井岡弘樹に尋ねると、驚くべき答えが返ってきた。彼は「それは僕が『来たぞ』という目印に貼るんです」と、タクシーや居酒屋などに『井岡弘樹』ステッカーを貼っていることを認めたのである。しかも「年間24万枚くらい貼るから、もう数年経ってるので数百万枚になるはず」とこれまでに膨大な数を貼っており、南明奈が気になるほど目にするというのも無理もない。
普通街中にこれほどのステッカーを貼っては苦情になりそうだが、実は井岡弘樹は世界に通じる人脈を持っている。陣内智則によると「クリントン大統領時代にホワイトハウスに招待されたこともあり、歌手のスティーヴィー・ワンダーと写真を撮ったりしている」と言うのだ。また陣内が井岡弘樹の家に行くと「ローマ法王の電話番号きいたんや」と、冷蔵庫にその電話番号を書いたメモをペタンと貼っていたという。世界の著名人にも自然体で対する井岡弘樹のそんな人柄を知っているからだろう、大阪の人々も彼のステッカーを歓迎するのではないだろうか。
この時、井岡弘樹は甥っ子で現役ボクサー井岡一翔の分も30万枚作っていると話すと、大きなカバンに詰まったそのステッカーを見せてくれたのだ。次は『井岡一翔』ステッカーも見かけることになるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)