エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「秋元康にだまされるな! 」「必ずブームは去る! 」元おニャン子新田恵利からの警告にAKBメンバーが意外な反応。

秋元康総合プロデュースによるアイドルグループ、元おニャン子クラブのメンバーがテレビ番組でAKB48にアイドルの心構えをアドバイスした。「秋元康に甘えるな」などの本音の警告にAKBメンバーも真剣に聞き入り、うなずいていた。

おニャン子クラブがデビューしたのは1985年なので、もう25年以上前のことだ。総合プロデューサーとして秋元康が関わるAKB48が、今また国民的アイドルとなっているのだから彼の手腕には驚かされる。10月13日に放送された「なるほど!ハイスクールSP」にそのおニャン子クラブのメンバーだった新田恵利や生稲晃子らが出演してAKB48メンバー48人と対面した。

秋元康が手がけたアイドルグループの大先輩、新田恵利が「秋元康にだまされるな!」とAKBへ警告したのだ。彼女はAKBに真意が伝わるように「つまり、秋元康に流されるなってことなの」と言葉を変えて説明した。すると続けて生稲晃子が「秋元さんの力に甘えるな。自分で力をつけないとこれからが大変」と切々と訴えたのである。

神妙に彼女達の話に耳を傾けるAKBに、さらに2人は「必ずブームは去る」、「おニャン子クラブが終わると全く見向きもされなかった」と経験を話した。「私達はなんの準備もしなかったので後で困った」と、再びタレントとして出演するまでに大変な苦労をしたと言うのだ。

先輩の忠告を聞いたAKBメンバーからは意外な答えが返ってきた。「私達も個々のスキルをあげることに一生懸命です」と峯岸みなみが語ると、高橋みなみが「(AKBが終わるのは)後、何年か。今年の夏か、来年の夏かとよく話す」と明かしたのである。彼女達はAKB48のブームが去ることも想定して活動しているのだ。

以前、秋元康が「峯岸はAKBが終わってもやっていける力がある」と評価したことがあるが、彼もまた峯岸がそうした心構えで努力していることを見抜いているのかもしれない。おニャン子クラブの頃に比べるとアイドルを取り巻く事情も変化して、現代では自ら先を見越した努力をしているようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)