現在、事実上「失業中」であるチャーリー・シーン(46)だが、新しいシットコム企画がまとまってはいたものの、放映局が決まらずにいた。しかしこのほど米ケーブルTV局『FX』が目出たく企画の放映権を買い取ることが決まり、ようやくチャーリーが本格的に仕事復帰できそうだという。
その数々の奇行から人気シットコム『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』をクビになり、アシュトン・カッチャーに主役を取って代わられたチャーリー。しかし、その後ライオンズゲート社と、03年に全米公開されたコメディ映画『N.Y.式ハッピー・セラピー (原題:Anger Management)』をゆるく原作としたコメディ出演契約をしたと伝えられていた。
03年の映画では、アダム・サンドラー演じる「気弱で人に立ち向かえない男」が、「エキセントリックな心理セラピスト」のジャック・ニコルソンに「Anger Management(怒り抑制セラピー)」を受けることになるというのがストーリーだったが、セラピスト自身がいつも怒っているというのがミソ。チャーリーは、主役のセラピスト役を演じることが決まっていた。
このほど米ケーブルTV局『FX』がこの企画の放映権を獲得。まずは10話を放映し、視聴率が良ければその後追加で90話が制作されることになる。放映開始時期は来年夏を予定しているそうだ。
放映権獲得に動いていたのは『FX』だけではなく、他にも3社のケーブル局が入札したそうから、チャーリーもまだ捨てたものではない。映画『ヤングガン』『メジャーリーグ』など5作品でタッグを組んだことのある大物ジョー・ロス氏がプロデュースし、製作総指揮はブルース・ヘルフォード氏が務める。
『FX』代表のジョン・ランドグラフ氏は、「ヘルフォード、ロス、チャーリーの3氏の知恵を寄せ集めれば、チャーリーの演技の才能の素晴らしく愉快な伝達手段を作り出すことでしょう。私達はチャーリーの演技に期待しています。」とコメントしている。チャーリーも俳優業への本格復帰が決まって、ほっとしていることだろう。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)