ラブ・コメにも引っ張りだこという超売れっ子俳優アシュトン・カッチャーが、ダーティな話題でお騒がせが続いたチャーリー・シーンの後釜となり、新シリーズがスタートした人気シットコム『Two and a Half Men(原題)』。少し前には、アシュトンにエールを送っているようにも見えたチャーリーであったが…。
『Two and a Half Men』は、チャーリーが主役を務めた時は『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』なる邦題も付き、彼でなければならないハマリ役とも言われていた。だがアシュトンにバトンタッチすることで人気を落とすことはなく、新シリーズの初回放送分は全米の2800万人が見るという好調な滑り出しであった。
クビによる番組降板について、当初チャーリーは「喜んでヤメてやるぜ。その代わりオレのイメージと番組の人気を壊さない、グレートな代役を見つけろよ」と余裕のコメントを放っていた。そして9月18日に開催された『エミー賞』でも、元の共演仲間に対して「新シーズンはさらに良くなりそうだな、頑張れよ!」とエールを送り、意外にも器のデカさをアピールしていた。
だが、アシュトンが新しく演じているのはIT長者の “ウォルデン” という男で、チャーリーが演じていた “チャーリー・ハーパー” は、ホームに転落し電車にひかれてお役御免という残虐なストーリーが用意されていた。チャーリーとしても、これはかなりオモシロくなかったはずである。
チャーリーはLAで20日、車から降りたところを芸能情報サイト『INFDaily』のカメラマンに捕まり、機嫌が良かったのか新プロジェクトが1月に始まることなど近況を口にした。そこで『Two and…』新シリーズのその後について “どうやら番組の支持率が落ちていますね” と誘導されると、「分かるだろう? 世の中馬鹿ばかりじゃないんだ」とつぶやき、鼻で笑った。
だが残念。現在のところこの番組の視聴率は、1年前にチャーリーが主役を務めていた時のそれより1.5倍にもハネ上がっており、“全然面白くなくてガッカリだな” というのはチャーリーだけ。今のアシュトンに “なぜこんな高視聴率を?” とマイクを向けたら、きっと同じく笑みを浮かべて「分かるだろう? 世の中馬鹿ばかりじゃないんだ」とつぶやくのであろう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)