動物園で自撮りした男性、横にいたペリカンの行動が爆笑を呼ぶ(中国)<動画あ…
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ヨロヨロと歩きながらからっぽのお碗を差し出し道行く人に慈悲を乞う者。地べたに座り込み、地面に頭をこすり付けるようにして慈悲を乞う者。小さなこどもや病人、障がい者など、中国の街には様々な物乞いの人がいる。それらの人のほとんどが実は”偽物”で物乞いを職業としているというのだ。
23日、中国浙江省金華鬧區に中年の男性の物乞いが現れ、注目を集めた。男性の傍には体を白い布で覆い、傷口だけを露にした人物が横たわっていたからだ。この男性は道行く人々に「病気の母親だ」と話していたという。良心的な民衆の中には病院へ行くことを勧める人もいたが、男性にことごとく断わられたため、最後は警察に任された。
しかし、現場に到着した警察が証拠写真の撮影のため白い布を取ると、横たわっていたのは母親ではなく50代の男性で、傷口に見えたのはブタの内臓だった。そして、警察から立ち去るよう指導されると、病人を装っていた男性も立ち上がり、集まっていた民衆を呆れさせたという。
中国では街で見かける物乞いのほとんどが”偽物”と言われている。このように街に物乞いがあふれ、詐欺行為が横行するのは、農村で働くよりも都会で物乞いをした方が儲かるからだ。現に、物乞いを職業として、年に1400万円も稼いでいる者がいるほか、こどもが貸し出されたり、障がい者にさせられるという残酷な事実がある。
人の善意につけ込み、お金をだまし取る物乞いを職業とする人々。正直者が騙され損をする。そんなことが許されるわけはない。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)