16日、嘉義県で同居中の恋人の浮気に腹を立てた女が、はさみで男性の性器を切り落とし、川に投げ捨てる事件が起きた。女は先に救急車を呼び、サイレンが聞こえてから犯行に至っており、川に投げ捨てた後すぐに警察に自首している。

悲しくも恐ろしい復讐劇を実行したのはベトナム籍の女（30）で、被害者の男性（29）とは3年前に知り合い、現在二人の間には5ヶ月になる女の子がいる。男性は無職で女は台南市に働きに出ており、男性と子どものもとへは時々帰って来るだけだった。

10日ほど前に仕事を辞め、嘉義に戻った女は数日後、男性とその浮気相手が部屋で酒を飲んでいる場面に出くわした。男性に抗議したが聞く耳をもたず、男性の母親からはこれが初めてではないと聞き、さらに浮気相手から電話で「彼はもうあなたを愛してない」と告げられ、この復讐劇を企てたという。

犯行は明け方、男性が睡眠薬と薬物で熟睡しているスキを狙って行われた。女は救急車のサイレンを確認してから犯行に及び、家の入口で救急隊員に「早く助けに行って」と告げ家を出た。

大事なものを切られて、男性はさぞ痛かったに違いないと思いきや、救急隊員が止血処置を行っている間も眠っていたというから驚きだ。さらに、搬送される際にようやく目が覚めた男性は、恐ろしい事態に驚きつつも、取り乱すことはなく救急車の中から友人に見舞いに来るよう連絡していたという。
（TechinsightJapan編集部 片倉愛）