タレントの柴田理恵が“3本足の障がい犬”晴太郎と共に、地域の安全を守る活動「わんわんパトロール隊」に参加していることをブログで紹介している。彼女と晴太郎の出会いは書籍やメディアでも紹介されており、それを知る読者からは晴太郎を応援するコメントも届いている。
4年ほど前のことだ。柴田理恵が名古屋のテレビ番組で共演していた加藤晴彦とロケ中に犬の鳴き声に気づき、ゴミ箱に捨てられていた2匹の犬を拾った。木の箱に入れられていた2匹のうち1匹は里親が見つかったが、もう1匹は後ろ足が悪く歩くこともままならないため引き取り手も無かった。
彼女は、夫婦とも仕事で昼間は留守にする柴田家では、歩けない犬を飼うことは無理だと一旦は諦めていた。しかし、動物病院へ連れて行き治療をするうちに、彼女は『自分が引き受けるしかない』と決心して夫も理解してくれたのだ。一緒に発見した加藤晴彦の名をとって犬の名は晴太郎となった。彼女は晴太郎の右後ろ足を回復させて元気に歩けるようにしようと精一杯努力した。ところがそれが裏目に出て晴太郎が転倒してしまい悪化させてしまう。そんな苦労を乗り越えながら柴田理恵と晴太郎は日々リハビリを続けて、晴太郎はついに3本足で走れるまでになったのである。
その頃にテレビ番組で柴田理恵が『晴太郎の恩返し』と紹介したエピソードがある。ある日、彼女は晴太郎の尋常でない吠え方に目を覚まして庭が燃えていることに気づいた。「もし、晴太郎に起こされなかったら火事になっていた」と彼女は愛犬に感謝したのだ。
柴田理恵のブログ『柴田理恵 人生劇場』で9月13日に掲載された記事では、そうして過ごしてきた晴太郎が『わんわんパトロール隊』に協力して子ども達の安全を守っていることが綴られている。先日、近くの小学校で行われた「ワンワンパトロール隊に参加している犬と子ども達がふれあう朝会」で子ども達と晴太郎が写った写真が掲載されているが、その姿が凛々しくて頼もしい。
読者からは晴太郎の生い立ちを知っているのだろう「『万物には意味がある』とはこう言う意味だったのかと感じます」、「晴太郎! えらいぞ!! 子ども達も晴を見習ってくれることを望みます」といった応援コメントが届いている。柴田理恵も「晴太郎と一緒に学校の行事に参加するのって、授業参観みたいで楽しかった~」と記している。彼女も多忙な中で時間を作りながら、長い目で晴太郎と地域に協力してくれそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)