アジア発!Breaking News

writer : katakura

【アジア発!Breaking News】「iPhoneを盗んだつもりがiPodだった」。”使い方”を盗んだ店に聞きに戻った泥棒、あえなく御用。(台湾)

『iPhone』と『iPod』。よく見れば大きさや厚みが若干違い、裏側には字も書かれているのだが、パッと見ただけでは区別がつきにくいものである。先日、台南市ではiPodをiPhoneだと思い万引きした男が逮捕された。男はSIMカードの挿入口が見つけられず、万引きした店に聞きに戻ったところを通報された。

今月2日、男はiPhone 4を盗むつもりでアップルストアを訪れたが、緊張のため商品紹介は目に入らず、タッチパネル式のiPod touchをiPhone 4だと思い込み盗み出した。アップルストアでは、商品に防犯用のコードをつないでいたが、男がカッターで切っても警報機はならず、店側は後から防犯カメラを見て犯行を知ったという。

男は家に帰ってからSIMカードの挿入口を探したが、いくら探しても見つからない。笑われるのではないかと友人にも聞けず、12日間頭を捻った末、犯行に及んだ店に使い方を聞きに戻った。アップルストアの店長は、男が万引き犯であることを一目で見抜き、わざと時間を引き延ばしながら従業員に通報させたそうだ。

男は警察の調べに対し、「他の人が持っているのを見て羨ましくなった」と話した。盗みに入った店に、盗んだ商品の使い方の教えを乞うためにわざわざ戻るとは。間抜けなのか、図々しいのか。この犯人の男にはどれだけ丁寧に説明してもきっとiPhoneもiPodも使いこなせないに違いない。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)