好きな人のためになにかしてあげたい。その気持ちはとても大切である。しかし慣れないことをすると逆に迷惑になってしまうことも。タレントで元モーニング娘。の矢口真里が、8月3日放送の「ライオンのごきげんよう」に出演し、そんなエピソードについて明かした。
明るいイメージがとても強い矢口。いつも元気な感じがするが、実は疲れやストレスをため込みやすい性格だそうだ。ある時、とてもしんどい日があったという。まだ夫・中村昌也と交際中の頃だった。あまりのしんどさに彼にロケの途中、電話をしたそうだ。「疲れているから、夜にあっても会話ができないかもしれない。」と話をした。そしてその日の夜、それでも彼の家に行った矢口。だが、そこには矢口もびっくりのサプライズがあったそうだ。なんと彼が鍋のセットと酒を用意し、彼女の帰りを待っていたのだ。しかも中村は料理などしないタイプ。矢口自身も初めてのことだった。あまりの嬉しさにウルウルしてしまったらしいが、涙ぐんでいることが彼にばれないように食事をした。そんな彼の優しさに疲れなど吹っ飛んだという。もちろん片付けも全てしてくれ、矢口は心も体もゆっくりできたそうだ。
だが、翌日彼にとんでもない災難が襲いかかる。なんと「ぎっくり腰」になってしまったのだ。中村の身長は192cmとかなりの長身。だが、キッチンは長身用に造られているはずもなく、料理は常に中腰の姿勢で取り組まなければならない。その無理な体勢がぎっくり腰の原因だったそうだ。靴下も履けない状態で、矢口が履かせてあげたのだ。また立つこともままならない彼。肩を貸しても、極端に大柄な彼と、小柄な矢口。重くて重くて仕方なかったという。それが1週間も続いたそうだ。
優しい気持ちは確かにありがたいが、慣れない作業で逆に迷惑をかけてしまった中村。だが、彼女を思う気持ちは不器用ながらも伝わったはずである。
(TechinsightJapan編集部 うずらの珠子)