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タイ中部アユタヤ県のとある寺内にある火葬場が、ピンク色に塗り替えられて話題を集めている。
ピンク色に塗り替えられたのは、アユタヤ県マハーラート区タートー寺の火葬場である。主要道路に面して建つこの寺の火葬場は、これまで白と黒で統一されていた。しかし、住職は30万バーツ(約80万円)かけて、それをピンク色に塗り替えたのである。
住職によると、火葬場をピンク色に塗装したのは以下の効果を期待してのことである。
■死に対する悲しみの軽減
人間の死はいかなるときも悲しい。しかし、火葬場がピンク色であれば少しは悲しみが軽減されるのではないか。
■火葬場のもつ不気味さの軽減
タートー寺は主要道路に面しているため、火葬場は人々の目に触れることが多く、特に夜間は不気味で怖がられる存在だった。しかしピンク色の火葬場であればそうした恐怖心は軽減されるのではないか。
■死後の世界に対する明るいイメージづくり
故人は火葬されることでこの世から姿を消し、あの世へと上っていく。そうした火葬の場がピンク色で彩られていれば、明るい死後の世界のイメージにつながるのではないか。
以上のような効果が期待されてピンクに統一された火葬場。塗装後これまで、8人の遺体が火葬された。ピンク色の火葬場は美しく、またどことなく悲しい雰囲気が軽減されたとして、いずれの遺族にも好評だという。
(TechinsightJapan編集部 若曽根了太)