SMAPの草なぎ剛がラジオ番組にアルバム「SMAP AID」の宣伝を兼ねて出演した。だが、この日彼が最も熱くなったのはSMAPではなくイカの話題だったのだ。
「みんなを勇気づけるSMAPの曲」をテーマにファン投票により収録曲を決定したSMAPの新アルバム「SMAP AID」が8月17日に発売されて、初日からランキング1位となる好調な出だしとなっている。8月24日にラジオ「ニチイ Everyday Thanks」(TOKYO FM)にはSMAPメンバーの草なぎ剛が出演して旧知の間柄のDJ赤坂泰彦とトークを展開した。
アルバムについてひととおり紹介や心境を語った草なぎ剛が俄然燃えたのが『感謝したい人』のコーナーだったのだ。彼が感謝しているのが「イカ」だと答えると「人じゃなくてイカだというところが草なぎ剛らしい」と赤坂泰彦も笑って話を進めた。しかし、草なぎが思い付きで「イカに感謝」と言っているわけではないことが、その話の精度の高さで伝わってきたのだ。
イカは美味しいのはもちろんだが、刺身からするめなどの保存食にもなると草なぎは力説すると「僕はマグロとかも好きなんですけどマグロはイカを食べるんです」とマグロの話をするのかと思いきや「海の連鎖をイカが保っているわけですよ!」と食物連鎖へと話は展開したのだ。「そういう視点は相変わらずだなあ!」と赤坂泰彦も昔ながらの草なぎを見て嬉しそうに反応した。
草なぎのイカ談義は「大王イカって知ってますか?」とまだまだ続き「イカは他のものに食べられるから『でっかくなってやろう』と思って大王イカになったんです」と話した。大王イカとは大きなものは体長20mのものが目撃されたこともある巨大なイカなのだ。しかし、マッコウクジラの胃袋から発見されることもあり、その天敵とされている。「そんなに大きくなったけど、もっとでかい鯨がいたわけですよ! 悲しいでしょ!」と草なぎの言葉も熱くなってきた。
さらにイカスミの美味しさを主張した草なぎは「タコスミは美味しくないんですよ。アミノ酸が入って無いんです」と話すと「イカが逃げる時にスミを吐くと、魚が『あれっ、美味しい』って一瞬止まるんですよ」とウンチクを披露して赤坂を感心させた。草なぎ自身も「逃げる際にもいいことするんですよイカって! どこまでいいヤツなんだ!」と話しながら感動していた。
この後、話題は草なぎ剛の趣味として知られるジーンズの話へと移ったのだが、明らかにイカの話で彼のテンションはマックスに達していたのである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)