日本はもちろんのこと、世界中の女性の人気を集めた『Sex And The City』が、どうやらまずテレビドラマとして復活しそうである。映画版パート3に関するニュースが大きく報道されていたはずなのに、いったい何が起こったのか。
映画版『Sex And The City』の第三弾が製作されるのではという報道に、世界中の女性たちはガッツポーズをして喜んでいたはずである。具体的なストーリーや新たなキャストに関する情報も報道されていたのだが、どうやら映画版はひとまずお預け。テレビシリーズとして今一度人気を再燃させてから、改めて映画版の製作に取り掛かろうという方向に決まりつつあるようだ。
この決断に至ったのは、『Sex And The City 2』の評判があまりにも悪かったためらしい。主演女優4人が悪名高きラジー賞を揃って受賞、さらに映画そのものも最低続編賞なる不名誉な賞を受賞してしまう有様で、興行成績そのものも振るわなかった。大変な苦労をして製作した続編が失敗に終わってしまい、主演女優たちはもちろん、製作に関わった大勢のクルーたちもさぞやガッカリしたことだろう。ちなみに一作目は世界中の女性の共感を集めて空前の大ヒットとなり、映画製作のきっかけになったドラマシリーズは1998年から2004年にかけて放送され50回以上もエミー賞にノミネートされるなど、まさしく大成功をおさめていたのだ。
この続編の失敗ですっかり怖気づいているのが、主演の一人、サラ・ジェシカ・パーカーだという。一作目、二作目と同様、製作にも関わることが決定しているサラにとってはまさしく死活問題。評判の悪かったパート2の後にさらに続編を作ることに尻込みしているというサラであるが、「テレビ版ならやってみたい。」と案外乗り気なのだそう。パート3には人気女優ブレイク・ライブリーのほか今をときめく歌姫セレーナ・ゴメスなども出る予定になっていたそうで、映画ファンのみならず洋楽ファンにとっても、今回のニュースは実に残念である。
どうかテレビシリーズとして再び人気を集め、いつの日かぜひ映画版パート3を作っていただきたい。あの女性独特の世界観や逞しさに惹かれるファンは、今後もあとを絶たないはずなのだから。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)