1970年代に放送が開始され、ここ日本でも何度も放映された大ヒットTVシリーズ『大草原の小さな家』を覚えておられる方も多いだろう。そのシリーズで主人公ローラを演じたメリッサ・ギルバート（47）が、このたび16年連れ添った俳優である夫ブルース・ボックスライトナー（61）との離婚を申請したとして大きな話題になっている。

アメリカの片田舎が舞台となった大人気TVシリーズと言えば、『大草原の小さな家』である。父さん、母さんを中心に、貧しいながらも強く生きるインガルス一家の物語に世界中が涙し笑ったこのシリーズは9シーズンも続く大ヒット作となり、今もなお世界中の人々に愛されている。

このシリーズで主人公ローラ・インガルスを演じたメリッサ・ギルバートは80年代に脚本家ボー・ブリンクマン氏と結婚するも離婚。その後1995年には現在の夫であるブルースと結婚し、同年には息子が誕生している。夫のブルースは、大ヒット映画『トロン：レガシー』に出演するなど60代に突入した今もなお現役で活躍するハリウッド俳優で、メリッサと同様、過去に一度結婚に失敗している。

強い絆が誇りのインガルス一家を目指したであろうメリッサであるが、今回の結婚も「和解しがたい不和」を理由に終止符を打つことになってしまった。『大草原の小さな家』で強い父親を演じた故マイケル・ランドンにちなんで名づけた息子マイケル君については、ブルースとの共同親権を求めるという。

ちなみに「母さん」を演じたカレン・グラッスル（69）には3度の結婚歴があり、現在カナダで夫と暮らす「メアリー」を演じたメリッサ・スー・アンダーソン（48）は2人の子供の母になっている。妹「キャリー」を演じた双子のリンゼイ・グリーンブッシュとシドニー・グリーンブッシュは現在41歳。リンゼイはシングルマザーとして頑張りながらボクシングなどにも挑戦し、一方シドニーは馬のブリーダーであった夫が自殺するという悲劇に見舞われながらもジュエリーのデザインなどを手がけているそうだ。弟「アルバート」を演じたマシュー・ラボートー（44）は現在、主に声優として活躍中である。

メリッサの結婚生活にハッピーエンドは訪れなかったが、あの素晴らしきインガルス一家の物語はこれからも世界中のファンに愛され続けることだろう。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）