女子アナという職業は華やかな憧れの業界であると同時に「現代版・大奥」のような世界なのかもしれない。そんなことを改めて感じさせる一幕があった。クイズ番組に出演したフジテレビの平井理央アナ(28)が後輩の加藤綾子アナ(26)の回答ミスを叱責して周囲を驚かせたのである。
8月8日に放送された「ネプリーグ」でそれは起こった。この日は『よしもと芸人チーム』と『ネプチューンチーム』の対戦で、ネプチューン側にゲストとして平井理央アナと加藤綾子アナが加わった。
『ファイブリーグ』という5人の回答者が1文字ずつ答えて5文字の言葉を完成させるクイズでのことだ。学校が夏休みということもあり『積乱雲を見た目がその姿に似ていることから一般に○○○○○雲と呼ぶ』という問題が出された。これは難易度が低いサービス問題的なものである。ところが回答者は左から一文字ずつ『に ゅ う く う』と答えたことから不正解となってしまった。正解は『にゅうどう』であり、『ど』を『く』と答えたのが加藤綾子アナだったのだ。
「よく分からなかったので『もくもくの(雲)』かなと思って…」と笑いながら言い訳する加藤アナに、先輩の平井理央アナが耐えられなかったようだ。「小学生でも知ってるわよ!」とまじめな顔で言い聞かせたのである。いきなり叱られた形になり唖然とする加藤アナにさらに平井アナは続けた。「テレビで小学生が見てどう思う? 『僕でも知ってるのに』って思われるでしょ!?」と厳しく言われて、加藤アナも複雑な心境で泣き笑い顔になっていた。そんな女子アナの先輩後輩を目の当たりにして共演者もざわつき「先輩って後輩には何を言ってもいいんだ!?」と加藤アナの心の声を代弁してなんとか笑いに変えていた。
平井理央アナは2005年4月にフジテレビに入社しているが、その前はタレント活動をしており『女子アナとはいえバラエティを甘くみてはいけない』という気持ちも強いのではないだろうか。一方の加藤綾子アナは2008年の入社で平井アナの3年後輩であり、女子アナウンサーとしてバラエティ番組で一から鍛えられてきた。そんな後輩に平井アナも先輩として見せ場を作ったのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)