エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「誕生日を祝ってもらえなかった」。元ちとせが決して忘れない二十歳の誕生日プレゼント。

歌手の元ちとせ(32)が歌手になるため上京してきた頃の話だ。現在所属するオフィスオーガスタの先輩、杏子(元BARBEE BOYS)に20歳の誕生日を祝ってもらった。彼女はその日を決して忘れないという。それは杏子のサプライズプレゼントに感動したからなのだ。

今では2児の母となる元ちとせだが、奄美大島出身の彼女が美容師を目指して三重、大阪と移り住んだ後に、歌手を目指して上京したのが1998年のことだった。今年32歳となる元ちとせがラジオ「杏子のANTENNA CAFE」(FM FUKUOKA)へのメッセージ出演で語ったところでは、この頃に20歳の誕生日を先輩歌手の杏子から祝ってもらったという。

元ちとせは1979年1月5日生まれなので、20歳の彼女はまだデビュー前でアルバイトをしながら歌手を目指していた時代になる。「1月5日生まれなので、お正月の三が日の後でお休み気分の為に誕生日を祝ってもらったことがない」と元ちとせは子どもの頃の思い出を明かした。そんな話を聞いたのだろう、杏子が彼女の20歳の誕生日に北海道の帯広に連れて行ってくれたのだ。

「雪を見たことがない」という元ちとせはその時の感動ぶりを語った。「透明なお酒を飲んで、雪の中を駆け回り、崖を転げて行った」となんだか危険すら感じる盛り上がり方だったようだ。

そんな元ちとせの回想メッセージを聞いた当の杏子もその時のことを覚えているという。「雪を初めて見た人間を見た」と杏子はその時の元ちとせの様子を「形も感触も初めてなので驚いて、雪の中を転がっていた。それを見てこっちも感動した」と嬉しそうに思い出していた。

今では実力派シンガーとして知られる元ちとせだが、この頃に杏子のような素晴らしい先輩と巡りあえたことが彼女のその後に影響していることは間違いないだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)