福山雅治がパーソナリティを務めるFM番組『福山雅治のSUZUKI Talking F.M.』が7月31日で放送800回を迎えた。彼は長年番組が続いたことについて心境を語った。
『福山雅治のSUZUKI Talking F.M.』(TOKYO FM)は1996年4月7日から放送され2011年7月31日に800回目の放送を迎えた。当時の番組担当ディレクターが福山雅治を喫茶店に呼んで同番組の話を持ちかけた際に「福山さんは私の目を一切見てくれなかった」という思い出が紹介された。福山自身はその時のことを覚えていないと明かしたが、そんな一コマから番組はスタートしたのである。
福山は長年番組が続いているのは「リスナーの皆さんのメッセージのおかげ」と何度も力説して「僕たちが話していることにはほとんど意味が無い」、「この番組にはテーマがない」と分析していた。この日は800回記念に関するコメントと彼がWOWOWのイメージキャラクターであることから新曲が発売されることのお知らせなどもあり、紹介されたリスナーのメッセージは少なめだった。しかし『家族』に関する内容で「小さな孫がいつも『おばあちゃん、どこにでも連れて行ってあげる』とコンビニなどにも連れて行ってくれるのが何より楽しみ」というものや「娘が『彼氏と行きたいから』とせがむので夫と行くはずだった福山さんのLIVEチケットを譲った。LIVEから戻った娘が泣きながら『すごく感動したの! お母さんからあの感動を奪ってゴメン』と言ったので感激した」というメッセージが紹介された。福山も「やっぱりリスナーに支えられている」と改めて語っていた。
リスナーから「長年聞いていますが最近、ましゃ(福山雅治)のシモネタが少なくなりましたよね」という声には「この番組ではシモネタを言ったことはない」とうそぶいていた福山だが、番組の最後には『福山雅治が言うといやらしく聞こえる“気になる言葉”』を特集した。彼は例えば「すたんでぃんぐおべ~しょん」などの単語を艶やかな低音で気持ちを込めて発音すると『なんていやらしい響き』と感じるというのだ。
構成作家の今浪祐介が番組中に考えたいくつかの単語を福山が情感たっぷりに語った。「しょ~んこねり~」、「しょうろんぽ~」、「とろろっ」、「うらじおすとっく」、「あかんこ」、「しれとこ」と彼が言うところの「連呼」したのである。「れんこ」もいやらしい響きだと福山はお気に入りだった。しかし、あえて紹介したこれらの言葉に福山は満足がいかないようで「ちょっと違う」と今浪に不満を漏らしていた。やはり彼の一番のお気に入りは「すたんでぃんぐおべ~しょん」のようだ。
「シモネタはやらない」と話しながらこんな感じで800回を終えた福山雅治だったが、日曜日の夕方4時にふさわしい程度の内容で801回目から続くこれからもシモネタを披露してくれそうである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)