イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達・番外編】「生きる目的を失ったように感じた」ケンドラ・ウィルキンソン、「産後うつ」を克服した体験について語る。

PLAYBOY創設者ヒュー・ヘフナー氏(85)の元ガールフレンドで、モデル兼リアリティTVスターのケンドラ・ウィルキンソン(26)が、長男ハンクIV君(1)を出産後およそ2年経って、ようやく「産後うつ」を克服したことを語った。

ヘフ爺の彼女の一人としてリアリティTV番組『Girls Next Door』に出演し名を挙げた後、プレイボーイマンションを「卒業」し、NFLのハンク・バスケット 選手(28)と結婚。式の6か月後には長男出産と、順調に幸せの階段を駆け上って来たかのように見えるケンドラ

しかしそんな彼女は出産後から現在まで、「産後うつ」を患っていたという。ケンドラは、その頃の状況を、来月20日に発売される自著『Being Kendra: Cribs, Cocktails, and Getting My Sexy Back』の中で赤裸々に綴っている。

「出産後、しばらく髪もとかさず、歯も磨かず、シャワーも浴びずにいた。ある日鏡の中の自分を見てみたら、とても憂うつな気分になった。」「LAにいたときは、“私を見て!”というようなグラマラスな生活を送っていた。でも(子育て中でインディアナ州に移り住んだ)今は、そんな生活はない。」「何度かは、生きる目的を失ったようにすら感じた。」ケンドラは、うつ状態がピークだった時の様子をこのように書いている。

「私はかなりひどい状態まで行ったけど、家族達を傷つけるような極限状態には至らなかった。私は依然として良いママで、必要な家事は全てしていたけれど、とても憂うつに感じていた。母になる事は、人生における大きな変化だけど、たった一夜のうちに起きる変化だわ。」と彼女は語る。

子育てをしなければいけない一方で、早く産後太りを解消し元のボディを取り戻さなくてはいけない、というプレッシャーも、うつ状態を悪化させた一因だという。「ベイビーのためにできることは何でもしていたけれど、自分を見失ってしまいとてもフラストレーションを感じた。」「PLAYBOY出身であることもあって、スポットライトを浴びるためには、痩せなければいけないというとても大きなプレッシャーがあった。」とケンドラ。彼女は自分のストーリーが、同じような症状に悩む多くのママ達の助けになれば、と語る。

実は産後うつ(Postpartum depression:PPD)に悩んでいたハリウッドセレブは、少なくない。知られているところでは、第2子モーゼス君(5)を出産後に産後うつに悩んだグウィネス・パルトロウ(38)、長女ローワンちゃん(8)を出産後に抗うつ剤使用をカミングアウトして、トム・クルーズに中傷を受けたブルック・シールズ(46)などがいる。アンジェリーナ・ジョリー(36)も、双子のヴィヴィアンちゃん、ノックス君(3)を出産後、感情の起伏がやたらと激しくなり、家族を悩ませたそうだ。

ケンドラはもう産後うつを克服し、今は自分を100%取り戻した、と笑顔で語る。「出産前のボディも取り戻したし、いい気分。コツは(母親業と、自分の時間の)バランスをとること。今の私はパーフェクトにバランスがとれているわ。」とのことだ。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)