女優アン・ハサウェイ(28)が、意外なマルチタレントぶりを明らかにした。TVのトークショーで、ストレス解消の手段として「歌を作詞作曲すること」を挙げたハサウェイだが、その歌とは、彼女のお嬢様風イメージとは正反対の激しい「ラップソング」であるというのだ。
16日、間もなく全米公開される主演の新作ラブロマンス映画『One Day(原題)』のプロモーションのため、米ケーブルテレビ局TBSの深夜のトーク番組『Conan』に登場したハサウェイ。ホストのコナン・オブライエンが、「あなたが職場やプライベートでストレスがたまった時には、作詞作曲をすることでそれを解消していると聞いたんだけど、本当なの?」と水を向けた。
ハサウェイはそれを認め、撮影中の『バットマン』シリーズの第3作で、来年7月に全米公開予定の『ダークナイト ライジング(原題The Dark Knight Rises)』の撮影現場で、あまりにパパラッチが自分たちキャストを追いかけ回していることについて、「ストレスがたまったので歌を書いた」ことを明かした。
しかしその歌、普通の歌ではなく「実はラップソングなの。しかも、ラッパーのリル・ウェインっぽいラップなのよ。」とのこと。一体どんな歌なのかと、コナンも興味津々。スタジオでは「是非ここでやってみてよ。」ということに。
そこで突然、ハサウェイが「ギャングスタ・ラッパー」になりきってその美しい口元を歪め、目元をつり上げ拳を振り上げながら、喉から絞り出すような太い声で、こんな激しいラップを歌い始めた。ホストのコナンを含む会場のオーディエンスは、皆、目がテンに。
「Yo I’m a paparazzi, I don’t play no Yahtzee … Pop pop pop pop pop, my camera’s up your crotch.(ヨー! オレはパパラーッチ、サイコロゲームのヤーツィー(Yahtzee)はしないぜ。パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、とオレのカメラはお前の股間を狙ーう!)」、「Don’t call me scuzzy, making money, that’s my job.(オレのことをきたならしいと呼ぶな、これで金を稼ぐ、それがオレの仕事さ。)」
自作自演だというそのラップを、1分半近く演じてみせたハサウェイだが、会場の拍手喝采を浴びると、ギャングスタ・ラッパーになりきった自分から、突如「お嬢様女優」に戻り、「恥ずかしいわ~。」とでも言うかの様にその大きな口元を手で覆っていた。
スコットランド、イングランドを主な舞台とする映画『One Day(原題)』では、劇中でハサウェイが台詞を話す際の北イングランドのアクセントが「怪しい」「あまりうまくない」と不評になっている。今後、そこを記者会見で突っ込まれた時には、彼女得意のこのラップで「ヨー!」と激しく応酬すれば、誰も文句は言えなくなるかもしれない…。
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http://teamcoco.com/video/anne-hathaway-paparazzi-rap
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)