イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達・番外編】バットマン新作の撮影現場で事故。アン・ハサウェイ「キャットウーマン」のスタントがカメラに衝突。

『バットマン』シリーズの第3作で、来年7月に全米公開予定の『ダークナイト ライジング(原題The Dark Knight Rises)』の撮影現場で、女優アン・ハサウェイ(28)演じる悪役「キャットウーマン」のスタントウーマンが、劇中の乗り物の運転を誤り、乗り物ごと高価なIMAXカメラに衝突していたことが分かった。幸いにもケガ人は出なかったものの、カメラは粉々に壊れてしまったという。

事故が起きたのは、ペンシルベニア州ピッツバーグにあるカーネギーメロン大学の構内。『ダークナイト ライジング』の撮影クルーは、同大のキャンパスを「ゴッサムシティ市役所」に見立て、撮影を開始。連日バットマン役のクリスチャン・ベールらをはじめとする出演者が、熱のこもったアクションを見せていた。

アン・ハサウェイが、猫のコスチュームに身を包んだセクシーな女怪盗「キャットウーマン」を演じることは兼ねてからの話題だったが、3日、まず上のような普段着風の衣装で撮影を開始したところがパパラッチされていた。

その後すぐに、彼女がキャットスーツに身を包んだ姿のスチール写真が公開されたものの、その衣装はトレードマークの「猫耳」がなく、ただのスキンタイトなブラックのボディスーツに、黒い大きなゴーグルをかけたもの。ミシェル・ファイファーや、ハル・ベリーが演じた過去のキャットウーマンに比べ、「セクシーさが足りない」「がっかり」などと『MTV』をはじめとするメディアから酷評を浴びていた。

そんな中5日、ハサウェイのスタント役を務めていたスタントウーマンが、この「キャットスーツ」に身を包み、『Batpod』と呼ばれる2輪バイクを運転。大学構内の階段を比較的低速で走行中に、事故が起きた。「ゴッサムシティ市役所」の前で「暴動」が起き、警察官役の役者が「暴徒」達を鎮めようと次々と殴り掛かる中、キャットウーマンが『Batpod』に乗って颯爽と登場。しかし、スタントウーマンが運転を誤ったのか、カメラマンが車に近づきすぎたのか、両者が衝突。2輪バイクはカメラの部品を粉々にしてしまった。

スタントウーマンにもカメラマンにも怪我がなかったそうで何よりであるが、この映画、予算は2億5000万ドルとすでに大作映画。しかし、そこに高価なカメラの修理代が加わって、製作陣は頭を痛めていることだろう。

ちなみに不評をこうむった「キャットスーツ」のデザインについて、アン・ハサウェイ自身は後日このように反論している。「もしキャットスーツのデザインが気に入らないのなら、あなたはあのスーツが出来ることのたったの10分の1しか見ていないことになるわ。」つまり見た目で分かる機能はたったの10%で、残りの90%は目に見えないすごい機能がついている、と言いたいらしいが、その機能については詳しく明かされておらず、劇場で見てのお楽しみということになるらしい。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)