仏ファッション実業家フランソワ・アンリ・ピノー氏(49)と結婚している女優サルマ・ハエック(44)が、その豪華なライフスタイルについて「スーパーリッチという特権を持つことは素晴らしい」と隠すことなく誇らしげに自慢する一方で、「美容整形は一切受けていない」という自身の「天然美」について語った。
ハエックは女性誌『allure』のインタビューで、グッチ、イヴ・サンローランなど高級ブランドばかりを傘下に持つ仏ファッション業界流通大手のPPR社のCEOであるピノー氏を夫に持つスーパーリッチな生活について、「特権を持ったことがなければ、現在の生活がどれだけ恵まれているか理解出来なかったでしょうね。」と語る。
そんなちょっと「自慢」とも聞こえる発言が出てしまうのもそのはず、現在のハエックは映画の仕事のたびに、ピノー氏との間にもうけた3歳の娘、ヴァレンティナちゃんを連れて世界中を飛び回る生活だが、そのヴァレンティナちゃんの養育費として、ピノー氏から月に5万ドル(約380万円)の支払いを受けており、その上で豪華なバカンスやら氏の会社の傘下にあるブランドものギフトやらを、別にもらっているというのだ。
「世の中の人々は、子供を高価なレストランに連れて行かなかったり、子供と旅行をしなかったり、若いうちからいろいろな費用を子供自身に負担させたりするわ。私は子供達が責任感を持ったり、ものの価値を理解することは重要だと思うけれど、娘と世界中を旅することが出来るのは、とてもグレートなこと。」とハエックは謙遜する様子もなく、自分の幸運をどこまでも強調している。
これを聞いて、ピノー氏との間にもうけた隠し子のオーガスティン・ジェームズ君(4)の養育費について裁判所に訴えを起こしている、スーパーモデルのリンダ・エヴァンジェリスタ(46)はどう思うだろうか? エヴァンジェリスタがピノー氏に請求しているのは、月額4万6000ドル(約350万円)の養育費で、その高額さが人々を驚かせたが、それでもハエックが手にしている月額よりも少々額は少なめ。額もさることながら、エヴァンジェリスタが「シングルマザー」として生きて行く生活の心細さを考えたら、彼女はハエックの「自慢発言」を苦々しく思っているに違いない。
しかしハエックがいかに巨万の富を自由に使える「幸運な女性」であろうとも、彼女が今までお金をつぎこまなかったことが一つあるという。それは美容整形。「カオは何もしてないわ。皮膚剥離(dermabrasion)もしてないし、ピーリングや(ボトックスの)注射も、いかなる種類の処置も受けてないわ。何にもね。」とハエックは明かす。
あの豊満な胸元についても、豊胸術などは一切受けていないというハエック。最初にハリウッドに来た時には、南米出身の女優にとってはステレオタイプのキャスティングである「セクシーなラテンガール」という役柄を演じざるを得なかった彼女にとって、大きな武器になったようだ。「私の胸は悪くない。何も不平はないわ。」というから大したものである。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)