イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】マット・デイモン、教育問題についての抗議集会で、挑発的な質問のリポーターに食って掛かる。

先日開催された公立学校の運営方針などに異議を唱える全米規模の抗議集会に、スキンヘッド頭のマット・デイモン(40)が参加していたことをお伝えしていたが、その集会の場で、保守派のTV局のリポーターのちょっと挑発的な質問に、デイモンが97年の主演映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で見せた名演よろしく、食ってかかっていたことが分かった。

先月30日、ワシントンDCで『Save Our Schools March and National Call to Action』と題した全米規模の抗議集会が開かれ、デイモンをはじめとしたセレブリティも力を貸し、公立学校の運営方針に異議を唱える活動家や現職の教師らが集まって、4日間にわたるデモ活動を行った。

デイモンは母のナンシーさんが、出身地のマサチューセッツ州ボストンにあるレスリー大学で幼児教育の教授をしていることもあり、この集会にもナンシーさんと共に参加。「公立校教師のサラリーを、生徒の統一テストの成績で評価するという考え方は間違っている」と訴えるスピーチをした。

そのデイモンに、保守派のリバタリアン(自由信奉者)の政治思想を持つTV局『reason.tv』の女性リポーターが、集会の場で、こんな挑発的な質問をした。「俳優業では、ジョブセキュリティは保障されていないですよね。だから、インセンティブをより沢山もらうために、良い俳優になろうと努力するのではないですか? 一方、どうして教師の世界は同じようにいかないのでしょうか?」

リポーターは、公立学校の教師達が在職期間を保障されていて、その立場にぬくぬくとあぐらをかき、教育内容を向上する努力をしていないと言わんばかり。

そこでデイモンは、こう反論した。「君は、僕が仕事をもらえるかどうか不確実だから一生懸命働いていると言いたいわけ? 僕は俳優になりたかっただけだ。インセンティブどうこうよりも、やってみたかったんだ。君はそのMBAスタイルの考え方を持っているようだけど、それが教育政策の問題点なんだよ。それでは本質的に父親的な問題の見方をしていることになって、問題はもっともっと複雑なんだよ。それじゃあ教師達は在職期間が保障されているから、怠け者であるかのように聞こえるぞ。教師はただ教えたいだけさ。もし教えることを愛していなければ、どうしてクソみたいに安いサラリーで、好きこのんで長時間労働をしたいというんだい?」

すると、やりとりを撮影していた同じTV局のカメラマンの男性が自ら口を挟み、「10パーセントの教師は悪い教師だと聞きましたが?」と質問。これには隣でじっと聞いていたデイモンの母、ナンシーさんも眉をひそめ、「どこでそんな数字をゲットしたの?」と返した。するとカメラマンはなおも、「どんな職業についている人々でも、10パーセントは別の職業についたほうがいいって聞きますよ。」と挑発。

するとデイモンは怒って、「ならばいいさ、多分君はクソみたいなカメラマンなんだろうさ。僕には分からない。」と答えた。やりとりはここで終わっている。

このデイモンの熱い「論客」ぶり、各ナショナルネットワークや新聞が取り上げて話題になっている。09年に自身が脚本を書き、主演した『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の役柄、「ウィル・ハンティング」を彷彿とさせるというのだ。正義感のデイモン、もし怒らせると2倍になって理屈が返ってくるかも?ということが良くわかるやり取りであった。

興味のある方は、マット・デイモンと『reason.tv』のリポーターとの熱いやりとりを、コチラでどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=WFHJkvEwyhk
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)