先月30日、ワシントンD.C.で開催されたある抗議デモの集会に、スキンヘッドになったマット・デイモン(40)が現れ、注目を浴びた。
照りつける日差しを遮るために、シューッと自分の頭にサンスクリーンスプレーを吹きかけていたデイモン。ただでさえマッチョな体つきにこのような頭とあって、彼の周辺には結構なスゴ味が漂っていた。
この日彼が参加したのは、全米各地で繰り広げられる “Save Our Schools March and National Call to Action” という大々的なデモ行進で、公立学校の運営方針や教育要綱の改正に異議を唱えるPTAや活動家が数千人、ワシントンD.C.に結集した。
ご存じの方もいらっしゃると思うが、米ウィスコンシン州知事に就任した共和党のスコット・ウォーカー氏が先頭を切り、共和党員が州知事を務める全米各地に飛び火している、労働組合の団体交渉権剥奪の動き。なかなかの独裁君主である同氏は、新道路建設に2ビリオンドルもの予算を組む一方で教育予算を削り、労働組合員の動きを封じるために国家警備隊まで配置してしまう。
そのため、今ではウィスコンシン州ばかりか全米の市民が「彼の州知事就任は誤りであった」として苛立ちを隠さない。デイモンもそんな同氏のリコールを求める一人であり、他にはハート・ウォーミングな高校教師のドラマ、『陽のあたる教室』に主演した俳優のリチャード・ドレイファスも広告塔となってデモへの参加を呼びかけている。
話は戻るがデイモンのこの坊主頭は、ジョディ・フォスターとの共演となる現在撮影中のドラマ『Elysium(原題)』のためだそうだ。また今年9月にはSFアクションの新作『Contagion(原題)』が全米公開となる。ここでの共演女優はマリオン・コティヤール。他にはジュード・ロウ、グウィネス・パルトロウ、ケイト・ウィンスレットら豪華スターがズラリというから、今年後半の一大話題作となることは間違いなさそうだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)