エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】一青窈が好評の「時代」熱唱! ビルボードライブ東京で熱い拍手鳴り止まず。

歌手の一青窈が7月6日に港区赤坂のビルボードライブ東京にて2公演ライブを行った。彼女は7月3日で5月から行ってきた全国ツアーがファイナルとなり、その後にツアーのビルボードver.として開催したものだ。

3月11日の大震災後、一青窈は『頭と心がいっぱいになって、本も読めず映画も観られない』など、情報を取り入れることができない精神状態が続き、すでに企画していた「Tour 2011 頬づえ ~夕方早く私を尋ねて」の実施も悩んだ。だが彼女は「何が出来るか判らないけど、立ち止まらないで、一つ一つ積み上げていきたい(一青窈談)」という思いに至り5月14日より全国ツアーを行ったのだ。

ツアーでは昭和の名曲を多数カバーして好評だったが、中でも中島みゆきの「時代」は絶賛された。一青窈は6月24日に東京国際フォーラムで開催された『自然エネルギーフォーラム 小林武史×孫 正義 ライブトーク』でも小林武史率いるバンド(打楽器奏者の朝倉真司、 Bank Bandチェリストの四家卯大)と歌手のSalyuとコラボしてこの「時代」を熱唱した。フォーラムの内容が原発事故を見つめて今後の自然エネルギーについて語る内容でもあり同曲の歌詞がその主旨としっくりきたことも共感を呼んだ。孫正義氏は歌を聞いて「凄いな、参りました。ブラボー!ですよホントに。時代変えなきゃね」と拍手を止めなかったほどだ。

大震災後に心を痛め悩みぬいた一青窈だけにこのフォーラムで「時代」を歌えたことは力となったようだ。全国ツアー、そしてビルボードライブ東京でもその思いが伝わり大好評で演奏後も熱い拍手が鳴り止まなかったのである。彼女はこの夏7月に静岡県つま恋で開催される「ap bank fes ’11 Fund for Japan」へも出演が決まっており、 8月には「東日本大震災復興支援チャリティコンサート from 名古屋」(さだまさし、南こうせつ、山崎まさよしも参加予定)にゲスト出演する予定だ。秋には全国ツアー「一青 窈 Tour 2011“瞬き”」の(全国22公演)も待っている。一青窈の心に染み入る楽曲に加えて「時代」も各公演で披露してくれるはずだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)