ロックバンドGLAYが7月5日と6日の2日間、台湾で初の公演を行い大盛況となった。メンバーのTERUは台湾入りしてLIVE前に久々の台湾の街に向かった様子をブログで綴っている。
今回の『ROCK AROUND THE WORLD FOREVER in TAIPEI』はライブハウス『Legacy Taipei 傳 音樂展演空間』での超プレミア限定公演でもあり、公演の予定が発表されるとチケットを求めて発売日前日から長蛇の列ができて500人以上ものファンが並んだ。チケットは即日完売で、今回公演を観ることができない多くのファンが早くも次の公演を熱く要望している。
メンバーのTERUは「TERU(GLAY)オフィシャルブログ『RUN』」の中で公演初日の7月5日に台湾入りした様子を書いている。彼が得た情報によると、チケットを購入するために1週間も並んだファンもいるというのだ。「台湾のファンの方々の情熱は凄いです。圧倒されます」と彼も感謝していた。彼自身は台湾を訪れたのは4年ぶりで、短い空き時間のなか早速、鼎泰豊(ディンタイフォン)という小龍包で有名な店を訪れて久々の味を楽しんだ。そして、台湾名物のマッサージを全身と足裏に行い「足裏、苦手だったんだけど、やってすっきり!」と記している。さらに、台湾料理を満喫して午前10時にから一眠りして起きたのは午後4時30分だったという。「もう何年も待たせてしまってるから、最高の歌を届けてきます!」と彼は午後8時スタートのLIVE会場へと向かった。
LIVEでは一部台湾語でMCをするなどコミュニケーションの工夫も見られたが、台湾のファンは彼らの楽曲をすべて理解している熱心さで2日間とも歓声と歌声で盛り上がった。東日本大震災後にTERUが自分やファン達のやりきれない思いから作った楽曲「Thank you for your love」を歌う前には震災のことを話したが、台湾は多くの義援金を集めて贈ってくれた国でもありファンも共感してくれたに違いない。初日は『シキナ』~『I’m in Love』まで20曲を演奏し、ラストナンバー『I’m in Love』は会場全体での大合唱となった。2日目は『GLOBAL COMMUNICATION』から一気に沸くとラストは前日の『I’m in Love』に加えて『BELOVED』でフィナーレとなり21曲を熱唱した。
GLAYメンバー達は「また必ず台湾に戻ってきます! 次は、もっと大きい会場で会おう!」と宣言してステージを終えた。チケット販売時からすでに次の公演に対する問い合わせが殺到しているのだが、今回の2日間によりさらにファンが熱狂することは間違いない。現地の関係者はこれから対応に追われることとなりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)