フジテレビのベテラン笠井信輔アナウンサーをはじめ、若手アナも含めた22名が壤晴彦率いる演劇倶楽部『座』と朗読劇を7月2日（土）～3日（日）の2日間、 日本橋三井ホールで公演する。

2009年から始まったフジテレビアナウンサーと演劇倶楽部「座」による朗読ライブ「朗読Legend」も今回3回目となる。過去の2回との大きな違いはやはり東日本大震災を体験したことが大きい。今回出演するアナウンサーにも、地震発生当日に現地入りし取材した者もいるのだ。

その1人、笠井信輔アナウンサーは今回の朗読劇を前にして次のように語った。「今回の地震で津波によって、かけがえのない命と日本の美しい故郷の風景を奪いました」と震災直後の現地を知る彼は話す。そして「私は被災地で巡り合った詩を現地での体験談とともに朗読します。私にとって、こんなに難しい表現をするのは初めてです。普段のアナウンスとは全く違うこの朗読レジェンドはすべてのアナウンサーが緊張していると思います。普段見ることのできないアナウンサーの表現、舞台をぜひ多くの皆様に聞いていただきたいです。」と後輩アナウンサーの心境も代弁した。

多くの場合、テレビ局のアナウンサーはどうしてもバラエティ番組ではタレントとの絡みを求められて、じっくりと彼ら、彼女らの語りを聞くことも少ない。そんな中で「朗読Legend」の企画はアナウンサーの本領を発揮できる機会でもあり、みんな緊張しつつも燃えているようだ。笠井信輔アナもかつてフジテレビの人気番組「笑っていいとも！」に出演していたが、タレントの紹介が役割で語る機会もほとんどなかった。「いいとも」をそのような形で経験したアナウンサーは多く、今回は女子アナのベテラン阿部知代アナや若手からも榎並大二郎アナ、松尾翠アナらも朗読劇に挑戦する。普段は見聞できないパフォーマンスが体験できそうだ。

「朗読Legend 3」は2011年7月2日（土）～3日（日）の2日間、 日本橋三井ホールで開催される。公演に関しては、株式会社アルゴ 東京都港区西新橋2-19-4 西新橋K-1ビル3F
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（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）