お笑い芸人の千原ジュニアが7月14日放送の「笑っていいとも！」にオープニングから松葉杖と包帯姿で登場した。彼は驚く周囲に骨折した状況を語りだした。

「笑っていいとも！」木曜日のレギュラーである千原ジュニアはスタジオアルタのステージに左足先を包帯巻きにして、両腕で松葉杖をついて現れ観客を驚かせた。彼によると前日に新大阪駅を歩いていたところ通行人の女性が履いていたハイヒールのかかと部分が彼のサンダル履きの小指を踏んでしまったようだ。「全体重を小指で支えたんですヨ！」と彼の小指がどのような衝撃を受けたかを説明していた。

小指を踏まれた瞬間、彼はたまらず「いててててて！　折れた折れた!!」と悲鳴をあげたが、相手の女性はまさかヒールで彼の小指を踏んだとは知らず『肩が軽く触れただけなのに男性が騒ぎ出した』と思ったのだ。彼女は一瞬でその男性が当たり屋だと感じたようだ。「何言ってるんですか！　そんなちょっと当ったくらいで折れるわけないじゃないですか！」と逆に千原ジュニアに言い返してきた。やがて彼女はその男性が『千原ジュニア』だと認識したものの、今度は『あれ？　当り屋千原ジュニア!?』と混乱してしまい「どうしたらいいんですか？」と聞いてきた。千原ジュニアも彼女に頼んでとにかく警察を呼んでもらうと、ようやく小指が外側を向いて曲がっていることが分かり、救急車で運ばれたのである。

搬送された病院では医者から「真っ直ぐにしないといけないので、3分ガマンしなさい」と折れた小指を思い切り引っ張られて、再び彼は「いたたたたた！」と叫び声をあげたのだった。相手の女性もこの頃には状況が理解できて、夫や子どもと旅行中だったにもかかわらず病院まで同行して、千原ジュニアに詫びてくれたそうだ。

タモリや鶴瓶からは「うまいこと足入れて骨折させたね」、「わざと草履を履いて…」とネタにされていたが、タモリが「いつまでかかるの？」と心配すると「2か月くらいですね」と千原ジュニアは答えていた。彼はこの日もコーナーの進行を松葉杖姿で無事務めた。千原ジュニアは基本的にMCやトークの仕事が主なのでやりにくくはあるだろうが松葉杖をついて従来どおりに仕事を続けるようだ。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）