9日と10日の2度にわたって女優ハル・ベリー（44）のウェストハリウッドの自宅の庭に不審者がフェンスを乗り越え侵入したため、警察が出動する騒ぎとなっていたが、犯人は懲りずに3度目の侵入を試みようと戻って来たため、その場で「御用」となった。

不審者の男は、9日土曜日の午後4時30分頃、また次の日の10日の午前11時頃と、2度にわたってベリーのウェストハリウッドにある自宅の塀を飛び越え庭に侵入し、2回とも警察に通報されたものの逃走していた。

男はあろうことか翌11日の午後11時15分頃、再度ベリーの自宅に戻って来た。しかし、裏の塀を飛び越えて侵入しようとしたところを、非番のロサンゼルス市警の警官らから成るベリーの私設警備チームに見つかり、その場で捕らえられた。侵入の一部始終はセキュリティカメラに録画されており、男はストーキングの軽犯罪により逮捕となった。

ロス市警のジョージ・フープス巡査部長が、『E！』に語ったところでは、ベリーも個人的に犯人の顔を「面通し」し、男が過去2日間にわたって家にやって来た「招かれざる客」であることを認めたという。男の名前はリチャード・フランコといい27歳の無職で、自称コミュニティーカレッジの大学生。以前暴行罪で逮捕され刑務所から出て来たばかりで、他にも車の窃盗や公共物破壊、ドラッグ使用などの多くの前科があるそうだ。一番最近の逮捕歴である暴行罪については、アンガー・マネジメントのクラスを取るように勧められていたとか。

ベリーの自宅への侵入について、動機や目的は不明だが、フランコは15万ドルの保釈金付きでしばらく拘置所に入ることになるという。現在、取り調べに協力的に応じているそうだ。犯人が捕まったことで、ベリーと元恋人のモデル、ガブリエル・オーブリー（35）との間にできた一人娘であるナーラちゃん（3）も、安心して眠れることだろう。ベリーは05年にも嫌がらせの手紙を送って来た別の男に対し、3年連続の接近禁止命令を取り付けている。
（TechinsightJapan編集部 ブローン菜美）