先週末、女優ハル・ベリー(44)のウェストハリウッドの自宅の庭に不審者がフェンスを乗り越え2日連続で侵入したため、ベリーは警察に2度通報した。ベリー本人や一人娘のナーラちゃん、スタッフらは無事だったが、犯人は捕まっていないという。
5月末にはニューヨークでの『FiFi Awards 2011』への出席で、久しぶりに公共の場でセクシードレス姿を見せたベリーだが、このほど自宅の敷地内に侵入者という何とも頭の痛い事態が起きてしまった。芸能サイト『TMZ』などが伝えたところによると、9日の午前11時頃、ベリーのスタッフが身元不明の男が庭にひそんでいるのを見つけ、詰問。異変に気づき、ベリーの自宅にいた数人のスタッフが出て来たというが、男は「誰かを探している」ふりをし、塀を乗り越えて逃げて行ってしまったという。ベリーはその時自宅にいた。
ベリーは警察に通報し、ロサンゼルス市警が駆けつけて捜査が進められたが、その翌日に同じ男が舞い戻って来たという。10日午前11時頃、ベリーがキッチンにいると、窓越しに庭から彼女のことを見つめている男に気づいた。男は手に本かノートのようなものを持っていたそうだ。
再びベリーからの通報を受けたロス警察は、今度は警察車両3台に加えてヘリコプターまで出動させ30分あまりあたりを捜索したが、男はすでに逃げた後だった。監視カメラの映像の分析や、男のスケッチを作成して、現在捜査を進めている。
男はベリーのサインが欲しかった熱狂的なファンか、アグレッシブなパパラッチ・フォトグラファーである可能性が高いという分析もある。パパラッチ達は、ベリーの自宅から数ブロック内に泊まり込んだりして、ベリーが出てくるところを待ち構えていることが多いという。
モデルのガブリエル・オーブリー(35)との間にもうけた娘ナーラちゃん(3)の親権を巡って裁判でもめている一方で、恋人の仏俳優オリヴィエ・マルティネス(45)と順調交際中のベリー。パパラッチにつきまとわれるのは、いつものことであるが、「犯人はパパラッチ説」について、あるフォトエージェンシーの関係者は、行き過ぎた取材でパパラッチが塀を乗り越えるようなことはあり得ないと『E!オンライン』に語った。「ハルを撮ろうと待機しているカメラマンは全員プロ。ハルやガブリエル、オリヴィエともども顔見知りで、塀を越えて侵入するなどというバカなことはしない。」そうだとしたら、一体誰が彼女に近づこうとしたのだろうか? 犯人が見つかることを祈るばかりである。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)