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雲林県で竹笠を被った82歳の女性が原付バイクで高速道路の路側帯を3キロにわたって走行し、ドライバーたちをヒヤリとさせる事件が起きた。女性は警察に止められるまで、自分が道を間違えたことに気が付かなかったというから驚きだ。
ドライバーから通報を受けて駆けつけた交通警察隊によれば、パトカーに気付いた女性は驚いて足を下ろしたが、警官が車から降りるとアクセルをかけて逃げようとしたため、慌てて取り押さえたそうだ。
警察に対し女性は、字が読めないので進入禁止の標識が分からなかったことに加え、自分が高速道路を逆走していたことに気付かなかったと話しており、逃げようとしたのもヘルメットを着用していなかったため、警察に捕まると思ったからだという。
警察は、女性が高齢で、誤って高速道路に進入してしまったことから罰則は科さず、口頭での指導にとどめている。しかし、後から考えて恐ろしくなったのだろう。これまで買い物に行くのも、畑に行くのも原付を利用していたこの女性。事件以来、原付には乗っていないそうだ。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)