エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「念入りに計算されていた」。杉村太蔵が政界復帰を犠牲にするほどの大胆暴露。

元国会議員の杉村太蔵は最近ではテレビ番組に出演して議員時代のエピソードなどを話している。6月22日のテレビ「はねるのトびら」で彼はかつてない裏話を暴露してスタジオを騒然とさせた。

2005年9月に自民党から衆議院議員に当選して小泉チルドレンの1人として注目された杉村太蔵だったが、2009年に任期が切れて昨年は『たちあがれ日本』から参院選へ出馬して落選している。その後はタレントとしてバラエティ番組を中心に活動しているが、他では知ることが出来ない議員の裏話なども明かして人気も上がっているのだ。

これまで杉村太蔵が触れてきたエピソードは小泉元首相や武部勤議員に関する逸話から議員の報酬や環境、そして彼の失言にまつわるものなどだった。6月22日に「はねるのトびら」で行われた『カミングアウト総選挙』で彼が明かしたのはそれらを上回る裏の裏ともいえるエピソードだったのだ。

「初当選に舞い上がった」と言う杉村太蔵は当時、数々の失言を口にして話題となった。「BMに乗りたい」、「料亭に行きたい」、「国会議員は給料2000万だ」、「議員はグリーン車乗り放題だ」などの類で発言数は数え切れないほどだ。それに対して自民党の歴史始まって以来の苦情が殺到したのである。ところが彼は『本当のことを言って何が悪い』という態度をとっていたのだ。

そんな彼だったが、党の職員から「このままでは党が危ないので、言いたいことは分かるが『謝罪会見』をして欲しい」と懇願されたのだ。杉村太蔵が行った謝罪会見を記憶される方もいるのではないだろうか。ところがこれに関して彼は暴露した。「あの謝罪会見は念入りに計算されてました」と言うのだ。台本もあり、表情は「とにかく神妙な顔でやってくれ」と言われるままに『口を閉じて眉間にシワを寄せ』さらにカメラを意識して『体を斜めに向ける』といった部分まで計算されつくしていたのである。これには共演者らもガックリと落胆して「それはない!」と何も信じられなくなったような表情をしていた。

杉村太蔵はまったく反省する様子も無く「歴史に残る会見」とこの謝罪会見を評した。日本のみでなく世界的に政治史上で「差別発言でも誰かを攻撃したわけでもなく、違法行為によるものでもない」と彼は語ると「ただただ、幼稚な発言で謝罪したというのは初めてだ」と自信満々だった。

ここまで政治の世界を暴露したことで杉村太蔵にとって次の選挙では逆風となるのではと周囲が心配したが、彼自身の秘密が明かされて事態は急転したのだ。女子アナから読み上げられた内容はおそらく杉村のマネージャーか身近な人による証言と思われる。杉村に関して「政界に戻る気はまったくない。今はバラエティにドップリはまっている」という証言に続けて「彼は『正直、キレイな女優やタレントに会えるので政治の世界よりよっぽど面白い』と日頃から言っている」と暴露されたのだ。顔を真っ赤にして「とんでもない!」と否定する杉村だったが、一番キレイだと思った芸能人を尋ねられると真剣に悩んだ末に「あ、黒木メイサ! あの人は可愛かった!」と真顔で答えた。呆れた周囲からは「よく、政界に行けたよ!?」という声も飛んでいた。

杉村太蔵がバラティ番組に出演するのは『何が起きているか分かりづらい政治の世界を茶の間にさらしてもっと身近に感じてもらう』という目的があると思っていた。そして、それははずれてはいないかもしれないが、今回の証言どおりに彼が政界に戻る気をなくしているのならば残念だ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)