エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「学校から、呼び出しも受けたわよ。」尾木ママ、自分の子どもの問題行動を赤裸々告白。

教育評論家といわれる方々の「子育て論」に対し、その内容に共感し“信者”のようになる人もいれば、「子育ては家庭によって違う。」と反発を覚える人もいる。タレントの水道橋博士は後者の考え方の持ち主で、特に自信満々に教育論を語る専門家の話はあまり参考にしていなかった。

実際に小学生と幼児、3人の子どもがいる水道橋博士。手のかかる幼児と自己主張の出てきた小学生を一緒に相手にする親は正直、大変である。真正面から子どもと向き合えば向き合うほど、気力も体力も疲れ果てるのだ。彼の奥様も日々の子育てにお疲れ気味で、さすがの水道橋博士自身も子どもの教育の仕方に迷いが生じることも度々だと漏らす。

水道橋博士は長男から最近、「次男のお父さんには、長男の僕の気持ちなんて分からない。」と反発されるという。水道橋博士も「お兄ちゃんだから、男だから。」と、何でもかんでも叱るのは良くないのは分かっている。それでも親の期待と願いとして、つい言葉にしてしまうがそんなに悪いことなんだろうか―と常日頃、考えていた。

6月26日放送の『ホンネ日和』(TBS系)内で水道橋博士と対談したのが、尾木直樹氏。教育評論家として今、最も活躍している人物である。その尾木氏には2人の娘がいるが、長女が大学生のときの話を始めた。

長女はある日突然、朝までテレビばかり見ながら大量のチョコレートを食べだし包み紙を部屋中に撒き散らかしていた。それが連日のように続いたのだ。「確か長女は、幼い頃からテレビは全然見ないしチョコレートは嫌いだったはず。」と不思議に思い問い詰めると、「それは私がテレビを見なかったりチョコレートを勧められても断ると、(あなたたち親が)嬉しそうだったからよ!」と叫んだという。尾木氏はそれを“いい子症候群”といい、長男長女に多い事例だと話す。そして「長女は親の顔色をうかがい、言われなくても親の喜ぶことをするようになっていたのよ。」と言い、親としての自覚が足りなかった自分を反省したのだと語る。きっと長女は何かのきっかけで、幼い頃から押さえつけてきたものが一気に爆発したのだろう。

その他にも次女が学校で消火器を撒き散らすなどして、何度も呼び出しを受けた話も披露した尾木氏。教育評論家としてはマイナスになるのではないかという内容だが、子育てに信念を持つ水道橋博士には自分の経験談を話して参考にしてもらったほうが役立つと考えたのだろう。番組の最後に水道橋博士は、「もっと尾木さんと、話がしたいですね。」と語った。彼から教育評論家として指導を受けるというよりも、子育ての人生の先輩として色々な話を聞いてみたい―と思ったようである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)