アーノルド・シュワルツェネッガー(63)と別居中の妻マリア・シュライヴァー(55)は、いよいよ全米注目の離婚協議に入る模様だ。夫妻が愛する4人の子供の中で、特に美形で注目されている長男パトリック君(17)が、嫌悪感からか父譲りのシュワルツェネッガー姓を勝手に変えてしまった。
戸籍制度で国民をきちんと管理・把握しようとする日本と違い、自分の姓名を改名することが出来る諸外国。とは言え、酔った勢いで容易く改名するような人間は信用を失う。職業柄その利益向上が見込める、あるいは犯罪や害が及ぶのを逃れるためやむなくといった理由が多く、やはり熟考の末慎重に行われるものである。
17日までは、ツイッターのアカウント名を “PSchwarzenegger(Patrick Schwarzenegger)” としていたパトリック君。“ひどくムカつく時もあるし、全てを忘れて少しだけノーマルな暮らしに戻りたいと思う時もある。でも、死が分かつまで僕の家族への愛は変わらない” と綴っており、その辛い心中は察するに余りある。
だが18日、アカウント名は “Patrick Shriver” 、つまり母親の姓シュライヴァーへと変えられていた。離婚となれば必ず争点となるのが、未成年の長男パトリック君と次男クリストファー君(13)の親権問題であるが、それを前に “僕は父さんの子であることが恥ずかしい。シュワルツェネッガーを名乗るのはイヤだ” と一石を投じた感がある。
ちなみに長女である21歳の姉キャサリンさんは両親の今回の問題について、“深刻な事態になっていることは確かよ。でも皆さんの愛やサポートのお陰で、私の心は徐々に落ち着きを取り戻している。人生やはり前に進まなくてはね。私の家族への愛は決して変わらないんだし” とツイートしている。
連呼される “変わらぬ家族への愛”。これについてファミリーと親しい周囲の人々は、「父親らしいことをほとんどして来なかったシュワに対してではない。兄弟姉妹、そして4人の子の母として、慈善活動家として、社交家として、ジャーナリストとして本当に頑張って来た母に対するものであろう」となかなか辛辣である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)