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writer : maki

【エンタがビタミン♪】長門裕之さんとの『スケバン刑事』の思い出。女優中村由真が語る新人時代の出来事。

5月21日に亡くなった俳優、長門裕之さん(享年77)とドラマで共演した思い出を女優の中村由真がブログで綴っている。

中村由真が初めてドラマに出演したのが「スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇」(1987年)だった。彼女はこの時に暗闇指令役で出演していた長門裕之さんから何かと気にかけてもらったようだ。中村由真オフィシャルブログ「COLOR ME TRUE」で当時の思い出を語っている。

彼女が一番印象に残っているのが、撮影に2時間も遅刻した時のことだ。大雨と大渋滞が原因とはいえ新人女優の彼女にとってとんでもない出来事だった。「生きた心地がしませんでした」と中村由真はその時の心境を記している。
現場に到着して頭を下げる彼女に真っ先に声をかけてくれたのが長門裕之さんだったのだ。「渋滞してたんだからしょうがないだろう。こんな大雨の中、事故もなく無事着いてよかったよ」と言うと「由真のことだから、来る途中でいろんなことを考えていたんじゃないか?」とまで気遣ってくれたのだ。
あまりのやさしさに彼女は大号泣したという。

長門裕之さんへは他にも京本政樹が「息子のようにかわいがっていただき、俳優としての恩師でした」、高橋克典は「俳優を続ける上で大切なことを全身で教えてくださいました」と多くの後輩たちが言葉を贈っている。
萩本欽一は「大好きな人がいなくなっちゃった。悔しいよ」、藤村俊二は「同い年でも、俳優としては大先輩でした」と同年代の皆さんは悲しみにやり場が無い様子だった。長門裕之さんはあらゆる世代から慕われていたのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)