マジシャンのマギー審司と仲間達が5月7日放送の「全日本仮装大賞」で3位に入賞した。マギー審司は賞金を使いみんなで被災地に行き桜の木を植えたいと話した。
第86回「欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞」(日テレ)にはピース又吉、原口あきまさ、イモトアヤコなど芸能人も多数出場した。その中で感動を呼んだのがマギー審司率いるマジシャン仲間による「エントリーNo.23『春のおとずれ』」だった。
出場したのはマギー審司と師匠のマギー司郎、「てじな~にゃ」の山上兄弟などで、山上兄弟のブログによると総勢19名で女性マジシャンも8名いたようだ。
全員が茶色の衣装とメイクで1本の大きな桜の木に扮して、桜がつぼみから満開となり花が舞うまでをマジックを使って壮大に演出した。
得点は満点の20点で女性マジシャンが涙をこぼして喜ぶ姿も見られた。演技が終了してからマギー審司は自身の故郷宮城県気仙沼が被災したこともあり「桜の木が開花する演技で元気づけたかった」とコメントすると、審査員の高橋尚子は「桜の美しさに感動して涙ぐんでしまいました」と目を潤ませていた。
審査結果では彼らが3位に入賞したのである。同番組では芸能人が毎回ゲスト的に出演するが入賞したのはおそらく初めてだろう。
賞金30万円を受け取ったマギー審司は「みんなで被災地を訪問してマジックを見てもらい、桜の木を植えたい」と話した。師匠のマギー司郎は「賞金は使えないから今日の打ち上げはボクのおごり」と景気づけた。
放送されるまで伏せていたようだが、マギー審司はブログで放送後に被災地で桜の木を植えた写真を公開している。
また、岩手日報によると4月27日にマギー審司ら手品師15人が陸前高田市小友町の小友小でマジックショーを開催、桜の苗木を寄贈したことが報じられている。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)